食味最高レベルらしいスナックニンジン、スナックってなに?w
スナックと聞くとお菓子を思い出しますが、このニンジンもそんなお菓子感覚で食べれると言いたいのだと思います。
メロディーラインは小さめのニンジンで、生のままパリッとスナックのように食べられるからスナックニンジンらしいです。
昨年、1度育てていたのですが、結構、ほったらかしでもそれなりのものが収穫でき、生で食べてもニンジンの味だけどほのかに甘みがあり、焼きそばだったりラーメンなんかにぶち込んで火を加えると、より甘く感じられて個人的には気に入ったので、今年も植えることにしました。
写真の種袋の裏面の方は昨年のもので種が700粒なのですが、今年は左側の表面にシールが貼っている通り、シーダーテープ種子というタイプを使うことにしました。
ちょっとお高くなるのだけど、ひも状のテープの中に1㎝ごとに種が綺麗に並べられており、本葉が出たくらいでの間引きを行わなくてもいい感じに種を蒔くことができる便利なものらしいです。
昨年は適当にバラバラと種を蒔いたので、ほぼ同じ場所に複数の芽が出て間引き作業が発生しましたが、今年は大丈夫になるはずです。
ちなみに、シーダーテープタイプだと1000粒の種が入ってます。
いったい何個のジンジンを収穫できるのか、楽しみです。
種蒔き
8月25日、まだまだ暑い中、種蒔きを行いました。
暖地での種蒔きは8~9月となっていたので、まさに適期ど真ん中のはずです。
プランターに土を入れ、種を蒔くための溝を作ります。
昨年は、溝なんて作らず、一面にパラパラと種を蒔き、その上から薄くバーミキュライトで覆土しました。
バーミキュライトを使用したのは、ニンジンの種は発芽条件に光が必要な好光性種子らしいので、光が届き易くなるようにとの思惑がありました。
プランターは長さが60㎝くらいで、4本の溝を掘りました。
シーダーテープには、1㎝間隔で種が含まれているので、単純計算で60個×4の240粒の種を蒔くことになると思います。
シーダーテープは折りたたまれていたのでカクカクと曲がっていたので、掘った溝に合わせにくいかなと思いました。
バーミキュライトを覆土するまで真っ直ぐにキープするのが大変かなと思ったのですが、発芽率を上げるためにと事前に土に水分を含ませていたのが功を奏しました。
シーダーテープを溝に押し付けると、土から水分を吸収し、写真のようにそのまま溝にくっ付いてくれました。
なので、簡単に覆土を行うことができ、思った以上に簡単に種蒔きが終わりました。
覆土が終わったと、もう一度丁寧に水を撒き、乾燥しないように不織布で覆って種蒔き完了です。
そうそう、まだまだ非常に暑い8月なので、表面が熱くなりすぎないように日よけも用意しました。
ニンジンではないのですが、7月に芽キャベツや白菜も種蒔きしたのですが、全然芽が出てくれなかったので、暑すぎたのかなぁと思ったため、日除けを試してみることにしました。
これで沢山芽が出てくれると嬉しいのですが、さてどうなるでしょうか??
発芽
8月31日(7日目)、発芽を確認。
なんとなくのイメージですが、ニンジンは発芽まで時間がかかるような気がします。
白菜とか早いと2日後には双葉が広がってたりするし。
9月2日(9日目)、次々と発芽を確認。
なのだけど、写真に写した部分がニンジンの芽の密度が高いエリアで、まったく芽が出ていないエリアもあったりします…
本葉1枚目(1対目)
9月8日(15日目)、最初の芽を確認してから約1週間が経過しました。
発芽状況はこんな感じです…
細長い双葉の間から、ニンジンの葉っぱと聞いて思いつくギザギザの葉っぱが、小さいながら出始めました。
順調に大きくなっていってほしいです。
さて、パッと見ですが、思ったほど芽が出ていないなぁというのが第一印象でしょうか。
芽の数を数えた記憶があるのですが、確か30に届かなかった気がします、28株くらい?
単純計算で約240粒の種が蒔かれたはずなので、1割強しか発芽していないことになります、なんでだ???
ちなみに、以下の写真が昨年の発芽状況です。
上部の2袋と下部の2袋でずれていますが、それぞれ間引きが必要なくらい芽が出ていたはずです。
シーダーテープではなかったので、種袋1袋で700粒のすべてを蒔いたので、4袋で700株でれば発芽率100%になりますが、そんなには全然発芽していないけど、それでも割合で3割以上は発芽していると思います。
シーダーテープの場合、植え方にコツがあるのでしょうか…?
種蒔き時の覆土で圧着が弱かったかなぁ、どうだろう?ホント謎です。
9月8日、約2週間ほどずらして種蒔きです。
時期をずらしたのは、収穫タイミングをずらすためです。
一度の沢山出来ても消費できないので、少しでも長く収穫できるようにと考えました。
2回目の今回も、1回目と同じく4本の溝を掘って種を蒔きます。
ただ、1回目のプランターの発芽率が低かったので、今回は各溝に2本のシーダーテープ、つまり2回目は1回目の2倍の種を蒔くことにしました。
発芽率が同じなら、2回目のプランターなら60株くらいは発芽する予定です。
単純な作戦ですが、どうなるか、楽しみです♪
本葉2~3枚目(2~3対目)
9月16日(23日目)、ギザギザのニンジンらしい葉っぱが1株から複数枚出ている状態になってきました。
なのですが、やっぱりちょっと隙間が多すぎて寂しい感じがしますね…
もしかして、発芽まで時間がかかっているだけなのでは?とも思いましたが、そんなこともなく新しい芽は出てきていません…残念。
9月29日、収穫タイミングをずらすため、さらに3回目の種蒔きです。
2回目の種蒔きは1回目の倍の種を蒔きましたが、結果は30ちょっとしか発芽してくれませんでした…
思ったより発芽率がよくないので、3回目は残りのすべてを撒くべく、溝を5本にしてそれぞれ2本のシーダーテープを蒔くことにしました。
今思えば、溝1本に2本のシーダーテープを蒔くのではなく、溝の数を増やしてシーダーテープを1本づつめくべきだったかも?
さて、結果はどうなるかな?
苗の生長
10月8日(45日目)、発芽から38日目、プランターの土が見えないくらい葉っぱが茂りました。
密植栽培可能と謳われていますが、まばらな発芽の状態でもこれだけ葉が茂っています。
これで倍くらい発芽していたらどうなっていたのでしょうか?w
満員電車の苦痛な通勤時間、足が地についていなくても倒れることなく余裕で次の駅まで行けた埼京線を思い出したかもしれませんww
少々の風では倒れるスペースもないくらい葉が茂っていたでしょう。
まあ、実際にはまばらな発芽だったから意味のない想像ですが。
10月8日、1回目(左側)と2回目(右側)、種まきの間隔が2週間空いている2つのプランターの生長の比較です。
あと2週間経過すると、右側の2回目のプランターも左側の1回目と同じくらいになるのかな。
葉っぱ1枚の大きさも4倍くらい違うように生長する感じです、結構、生長早いですね。
ちなみに、2回目のプランター、1回目のプランターの倍の数の種を蒔いたはずなのに、30ちょっとしか発芽してくれなかったので、こちらもちょっと寂しい景色ですね(笑)
そして残りのすべてを投入した3回目のプランターですが、こちらも1週間ちょっとで発芽し始めました。
ただ、なんとなくですが、発芽の勢いが感じられず、ポコポコ芽が出てきそうにないんですね…
この発芽率の悪さ、シーダーテープの場合、なにか発芽のコツがあるのでしょうか?
株の生長
10月19日(56日目)、8月下旬に1回目の種蒔きだったので、種袋の裏面のスケジュール表を見ると、収穫時期は10月下旬くらいからみたいです。
なので、左側の1回目のプランターは収穫間近の様子と言えます。
根元の様子を見ると、ニンジンの頭がちょこっと見えます。
太さも1㎝は十分にありそうなので、そろそろ収穫してもいいのではないかと思います。
10月19日、3回目の種まきから大体20日後くらいの様子です。
なぜなのか理由は分からないのですが、結局、1回目の2倍以上の種を蒔いたのに、30弱くらいしか発芽してくれません・・・
1個のプランダーに30株くらいって、決まってるのでしょうかww
ホント、発芽率が悪いですね、(;´д`)トホホ
11月16日、画面左上が1回目のプランター、右上が2回目、手前が3回目のプランターとなります。
1回目はすでに収穫適期に入っていると思うのですが、諸事情でなかなか収穫できていませんでした。
2回目の株もだんだん1回目の株の様子に近づいており、こちらも収穫可能な感じです。
そろそろ収穫しないとなと思いながら、写真だけ撮っていました。
収穫
11月21日(89日目)、袋麺のラーメンの具が無かったので、ニンジンでも入れようと、ようやく収穫することにしました。
株元の様子は、1か月前とあまり変わっていないような、ちょっとだけ太くなったような、そんな感じです。
丁度、シーダーテープで1㎝間隔の隣同士だったと思われる隣りあわせのニンジンを収穫してみました。
ちゃんと考えられた間隔なんですね、2株ともちゃんと育ってくれていました。
今日食べる分としてもう1本抜いて、結局3本のニンジンを収穫しました。
スナックニンジンのスナック感は薄れてる気がしなくもないですが、結構立派に育ったように思います。
昨年は、もっと密度が高かったためか、もうちょっと1周り回り細く、ひ弱な感じがあったんですけどね。
ラーメンのスープと一緒に煮て食べましたが、なんとなくキメが細かい舌触りで、あっま~いって感じではないですが甘みも感じられて、食べやすかったです。
12月8日(106日目)、今日も収穫です。
ラーメンの具材として、個人的にアリと言えばアリだったので、今日もラーメンに投入ですw
今回抜いた中には、全然大きくなっていないニンジンが何本かありました。
特に密集していたとかないんですが、なにが原因で生長しなかったのかなぁ?
日当たりが悪かった?
生長が悪いニンジンが一カ所に集まっていた感じはないので、余計に理由が分からないです。
ま、ちっちゃくてもニンジンはニンジン、できるだけ食べようと思います。
12月16日(114日目)、今回はちょっと多めに収穫です。
都度都度、必要分を収穫するのが新鮮でよいのでしょうけど、ある程度の量をまとめて収穫した方が手間が少なくて済む気がしますし、必要な時にすぐに使えるから、食べる予定があるならまとめて収穫が吉かもですね。
ニンジンのサイズ的には、1回目の収穫からあまり変化はないように見えます。
だんだん寒くなってきましたし、大きさはこんなものなのかな。
で、ちょっと変わったニンジンがあったのでご紹介(笑)
密植栽培が可能であるとのことなのだけど、隣同士のニンジンが絡まっちゃってましたwww
しかも、上部(写真の物差しの0㎝あたりのこと)が結合してくっ付いています。
植物の不思議、別の個体が合体しちゃうんですね。
人型だったり、不思議な形だったり、根菜は掘り起こしてみてビックリしちゃう楽しみもありますね!w
おわりに
ニンジンは、種を1袋購入すると、数百粒入っているので、食べきるまでに結構な日数がかかりそうですw
それを踏まえて、2週間、3週間と間を開けて種を蒔きましたが、毎日自炊する訳ではないので、全然減ってません…
でも、収穫時期が冬になるので、収穫せずプランターに残しておいても、暖かくなるまでは現状維持が続くと思うので、長く楽しめるとも言えますね。
生で齧ってみても、子供の頃に感じたニンジン臭さは感じず、最近の品種は随分食べやすくなってるんだなぁと思います。
まあ、このメロディーラインしかニンジンは育てたことはないのですが(笑)
火を通して食べてみると、生よりも甘みを感じられ、とても食べやすいと思いました。
正直、子供の頃からニンジンが嫌いだった訳ではないので、ニンジンを子供が嫌う理由がよく分からないのですが、無理せず食べられる品種なのではないでしょうか。
さて、今回の栽培で思ったことを。
- シーダーテープは、1本の溝に1本で植えてみる(今回、発芽率が悪かったから)
- 種蒔きで覆土した時に、もう少ししっかりと圧着するように力をかけるべきだった?
- 発芽率が悪かった理由は分からないけど、乾燥してしまっていた?
- 発芽率が悪かったのは、真夏に日除けをしたとはいえ、日向にプランターを置いたから?
- ニンジンがもう少し小さい7㎝くらいで収穫していたら、食味は違った?
個人的には、発芽率は悪かったかもですが、それなりのニンジンがそれなりの数、それなりの大きさで収穫できたので満足感は得られています。
バッタに少し葉を齧られたりもしましたが、特になんの手間もなく収穫まで行けたので、ニンジンは育てやすいなというのが今の印象です。
また、長期にわたって収穫可能であり、プランターで十分栽培できるので、家庭菜園に剥いているなと思います。
初心者の私でもそれなりに収穫できるメロディーライン、結構おすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。