サイトアイコン 橙色のひとり暮らし

【写真多めの栽培記録】素人でも案外収穫まで辿り着ける自然薯栽培、とはいえ、形さえ気にしなければだけど…ねw【種イモから栽培】【立体栽培】【獣害に遭う…】

自然薯を植えてみようと思ったのは、鉄腕なダッシュでした

今回で3年目の自然薯栽培。
栽培しようと思ったキッカケは、TOKIOの鉄腕ダッシュでプランターで自然薯を育てていたのを見たからです。

ネバネバにおろした自然薯を、美味しそ~に食べているのをみて、自分も食べてみたいと思ったのです。
そして、できるならTOKIOと同じように、自分で育てたものなら最高だなとも思ったのです。

実際に育ててみると、あまり手間はかからず収穫まで辿りつき、とても簡単に思えました。
ただ、思ったような大きな自然薯に育てることは、なかなか難しかったです(笑)

1年目は、鉄腕ダッシュと同じくプランター(発泡スチロールで代用w)栽培を試しました。

塩ビ管を二つに割って、そこに自然薯を這わせてみました。
結果は、収穫はできました、収穫は。

おおよそ60㎝くらいで、ゴボウくらいの太さの自然薯を収穫できました。
が、重さは86gと111gと、非常に残念な結果となりました…

ちなみに、写真右上に折れた部分がありますが、これは発泡スチロールを突き破ったため、発泡スチロールから上手く抜くことができず折れちゃったのです。
発泡スチロールを突き破るって、ちょっとビックリしますよね?

ここでスイッチが入ったのか、発泡スチロールだと大きくならないと思い、クレバーパイプというものを購入し、2年目の栽培に臨みました。

こんどは1m以上あるクレバーパイプを用い、根が張れる量も発泡スチロールよりもかなり多くなるので、収穫に期待しました。
その結果がこちらです。

2年目は4本植えて、真っ直ぐの自然薯が3本と、途中からタコ足になったものが1本、収穫できました。
一番長いものは90㎝クラスになり、素人が育てたにしては十分なものが収穫できたと思います。

なんとなく細い?ような気もしますが、それよりも、一番下のタコ足になった自然薯が問題です。
体積だけを見ると、タコ足の自然薯が一番大きそうなので、これが真っ直ぐに伸びていればと思ってしまいますよね。

2年目までは、以下の写真のような種イモを購入していました。

重さを測ってはいなかったのですが、種イモを大きくすると、その分、大きな自然薯を収穫できるのでは?と考え、3年目は、一番長く育った自然薯を種イモにして育ててみようと決めたのでした。
正直、ちょっともったいないなとは思うのですが、クレバーパイプを10本セットで購入したので、種イモも最低でも10個必要になるので、ある程度の長さが必要になるので致し方なしです(笑)



種イモの準備

2月25日
晴れた日がよいということで、天気を確認して種イモの準備を行います。
用意したのは、前回、2年目に収穫した自然薯の中で、一番長いものを用意しました。

全体で90㎝を少し超えたくらいでしたが、上部の20㎝くらいは芽が出る発芽点があるので、成功率が高いのではと思い、大事に保管することにしました。
よって、70㎝くらいかなとは思いますが、これらを切っていきます。

この種イモ用の自然薯は、収穫後は新聞紙で2重に包んで冷暗所にて保管していました。
触った感じは、若干干からび始めたけど大丈夫かな?といった具合で、持ってみると、ぐでーんと少し項垂れてしまい、太めのゴムの棒を持った印象を受けました。

大丈夫かな?生きているかな?と心配しつつ切断してみると、ご覧の通り、瑞々しい感じがして、いけそうなのでは?と思いました。

種イモとしては、60gくらいが必要らしいので、大体10㎝くらいづつ切断しました。
切断後は、消毒して屋外の太陽光を1日当てて乾燥させ、さらに2~3日陰干しして、切断面をしっかり乾燥させるのが大事みたいです。

さて、消毒が必要らしいのですが、農薬?は持っていないし、素人には扱いが難しそうかなと不安でもあったので、触っても、うがいに使っても大丈夫らしい、オゾン水で消毒を試してみることにしました。

「オゾンたま」というオゾン水生成器を使って、10分ほどで水道水でオゾン水が作れます。
確実にオゾン水になっているのかは断言できませんが、説明通りに作っているので、オゾン水になっていると信じて作業を進めます。

オゾン水の除菌力はかなり強いみたいなので、代用出来たらラッキーくらいの軽い気持ちで切断した種芋を10分間、オゾン水に漬けておきました。

10分後、オゾン水から取り出し、そのまま天気干しして乾燥させます。

いろいろ調べてみると、消毒しなくても、芽だしするときに畑の土をそのまま使っても、問題なく芽出しできるよという人もいたので、そこまで神経質になる必要は無いのかもしれません。
が、失敗するより成功したいので、少しでも成功率を上げると考えて、なるべく清潔な環境で芽出しを行っていきたいと思います。

しかし、自然薯の上部の発芽点がある部分なら、そこから芽だ出てくるのは容易に想像できるのですが、こんな中途半端な部分のブロックから、本当に芽が出てくるのでしょうかね?
と、この時は正直思っていました(笑)

種イモの芽出し

3月3日
種イモの植付け、芽出しを開始します。

準備で2、3日乾燥させる予定でしたが、結局、いろいろあって1週間ほど経過してしまいました。
そういえば、種イモは60グラムくらいになるようにカットした予定でしたが、実際に測っていないと気づき、ちょっと測ってみました。

実際に測ってみた結果、もっとも軽かったものは45g、重かったものは90gと、見た目以上に差がありました…
目分量と言いますか、しかも素人の目分量なので、ダブルスコアになってしまっています。

が、今更どうにもならないので、そのまま継続です!!

清潔で感想を防げる資材ということで、バーミキュライトを用いて芽出しを行います。
事前に湿らせておいたバーミキュライトを3㎝くら底に敷き、その上に準備した種イモを並べていきます。

種イモを並べたら、種イモが隠れるくらいバーミキュライトを被せていきます。

バーミキュライトで覆土したら、念のために霧吹きで少し湿らせて置きました。
あまり水分が多すぎると、種イモが腐ってしまうのではと思い、そこに水が溜まらない、バーミキュライトが給水できる範囲にするように気を付けました。

覆土後は、20~25度くらいに加温して、1か月~1か月半くらいで発芽してくるようです。
その間、乾燥に気を付けて、適宜、霧吹きで水を与えました。

また、温度を20~25度に保つため、室内にて管理しました。

追加の芽出し

3月9日(7日目)
切り芋の種イモは8個ですが、クレバーパイプは10本セットで購入しており、3年目は10本すべてを使う予定なので数が合いません。
また、8個の種イモがすべて発芽するとも限りません。

そこで出てくるのが、発芽点を含む自然薯の上部の部分です。
2年目は4本の収穫があったので、ちゃんと4本すべての発芽点を含む部分を確保しています(以下の写真の右4本、焦げ茶色)。

また、上の写真に左側の色の薄い小さな自然薯は、2年目に1年目に収穫したムカゴを植えて育てた1年物の自然薯になります。
正直、購入した種イモとくらべると、半分くらいは小さいのでどこまで大きく育ってくれるかは分かりませんが、保険と思って芽出しを行ってみます。

切り芋の場合と同じように、バーミキュライトを用いていきます。

こちらの芽出しは、種イモ自体が長細くてコンパクトにまとめづらいため、発泡スチロールを用います。
体積が大きく、室内での管理は難しいため屋外にて管理する予定です。
3月とはいえ、まだまだ寒い時期なので、黒いマルチを敷きつつ全体を包んで、乾燥を防ぎつつ加温を狙います。

3月14日(12日目)
まだまだ変化はないと思いつつ、様子を見てみると、ちょっと見過ごせないものが見えてしまいました!?

なんと、白と緑のカビっぽいものが見えるではありませんか!?
さすがにまずいなと思い、あまり良くないとは思いつつ、1度掘り起こしてみることにしました。

で、掘ってみた種イモの様子がこちらです。

切断面に白と緑のカビが少し生えています…
1つだけではなく、どの種イモも程度の差はあれ、同じような感じになっていました。

こちらは、白と緑だけではなく、黄色いカビまで…

ただ、切断面にカビは生えてはいますが、種イモを持った際に、皮がある部分に硬いブツブツの感触を得ました。
それも1個や2個ではなく、たくさんのぶつぶつが皮が付いている面、全体にできていました。

これってもしかして、根っこが出始めているのでは?と考え、ちょっと切断面にカビは生えたけど、まだまだ芽がでる可能性はある、種イモは生きていると希望を持ちました。

なので、種イモからカビの部分を丁寧にふき取り、効果はあるかどうか分かりませんが、再度、オゾン水にバーミキュライトごと水没させて除菌を試みました。

発根がありそうだったので、以降は失敗も視野に、発芽するまで様子を見ることに決め、室内管理で乾燥に気を付けて観察することにしました。

今回、カビが生えていたのは切断面だけなので、樹木の剪定時に、剪定した断面を保護するために塗る資材を、種イモの切断面を乾燥させた後に塗って保護しておけばよかったかもと思いました。
次回は忘れずに試してみようと思います。

発芽

4月10日(39日目)
芽出しを始めてから1か月以上経過したこの日、ついに発芽を確認しました!!
これで、少なくとも1本は植付けができます!!

ひとまず、成功例を確認でき、ほっと一安心ですね。

4月11日(40日目)
明けて次の日、さらにもう一つの芽を確認しました!!!

2本目を確認できると、もしかして順調に、どんどん発芽してくれるのでは?と、ちょっと欲が湧いてきてしまいますww
せめて5本くらいは定植できると嬉しいなぁ。

4月17日(46日目)
ふと気になって、底を見てみました。

あらら、結構、根っこが伸びて来ています。
しかも、細い根は底面全体から細い根も出てきているので、まだ芽が出てきていない種イモも、実は芽を出し始めているのでは?と期待が高まりました。

しかし、ふと思うこと。
バーミキュライトが漏れないように網を敷いていて、その網目から根が伸びている…

これって、定植時に、根を傷つけずに網から根を抜けるのだろうか…
不安はつきませんね(笑)

定植

4月21日(50日目)
最初の発芽を確認してから11日が経ちましたが、結局、目視できた芽は3つのみでした…

もう少し様子を見て、もっと芽が出てくるのを待ちたかったのですが、最初に芽が伸びに伸び20㎝を超えてしまい、乾燥予防にしている蓋に頭を抑えられてしまっているので、定植を決めました。
出来れば、長く伸びた芽から順に定植できればよかったのだけど、まとめて芽出しをしてしまったので、一斉に定植せざるを得なくなってしまいました…

で、懸念していた網を貫通していた根なんですが、根を丁寧に引っ張ってみると、抵抗もなく、すんなりと綺麗に抜けてくれました♪

結構な本数の根が網を貫通していたのですが、100%、すべて切れることなく、目に見えて傷つくことなく、綺麗に取ることができました。
とった結果がこちらになります。

一番長く伸びた芽の種イモですが、カビで腐ることもなく、しっかりとしたままのイモでした。

芽が出ていないと思っていた他の種イモなのですが、芽が出ていなかっただけで、芽の赤ちゃんはちゃんと形成されていました。

ご覧のように、8個すべての種イモから発根し、芽も形成されており、これは芽出し成功と言えるのではないでしょうか。

また、芽の形成なのですが、ひとつの種イモから2つ、多いものだと3つほど確認できました。

複数の芽がある場合は、一番生長の早い芽を残し、他は取り除くのがよいそうです。
栄養の供給先を一本化し、生長を促すためですね。

定植先は、すでにクレバーパイプを10本、一列に埋めて準備万端です。
クレバーパイプは、自然薯の収穫を容易にするもので、このパイプの中に自然薯ができるように定植を行います。

自然薯は、本来なら真っ直ぐに地中に伸びていくのですが、それをパイプを使って伸びていく角度を矯正し、収穫時に掘り起こす深さを浅くできる賢いアイテムです。
だいたい、地面に対し10~15度くらいの角度で設置するらしいのですが、正直、大体で行っていますw
写真では、クレバーパイプの頭を30㎝くらい上げている感じに埋めてあります。

隅の壁際に、幅50~60㎝、高さ35㎝くらいの花壇的なものなので、本当の地植えよりは根が制限されるかもしれませんが、前回の2年目くらいのサイズ、今回の種イモとしてカットしたサイズの自然薯が収穫できれば満足なので、個人的には自然薯栽培はこれでいいかなと思っています。

さて、昨年収穫した自然薯の1本は、途中からタコ足のように分岐してしまい、見た目も、食べる時の手間も悪くなってしまいました。


なぜタコ足のようになったのか色々調べると、障害物があるとそこで分岐してしまうとありました。
ですが、クレバーパイプの中は中玉の赤玉土だけなので、障害物が原因というのは考えづらく、他に原因と思われる要因がないか調べていると、水分が多いとタコ足になるというものがありました。

そこでクレバーパイプの中に水分が浸透しないよう、種イモを植える所に水を遮断してみる実験を行うことにしました。
自然薯になる根は浸透力というか土をかきわける力は結構強いみたいなので、あまり気にすることはないのかもしれませんが、念のため、厚さの違うビニールと不織布で今回は実験してみようと思います。

まず、厚さ0.01mmのビニール。

続いて、厚さ…、あれ?何ミリだったかな…
分からなくならないようにマジックで書いていたはずなのに、取り消し線を引いたまま、正しい厚さをかき忘れている…

正解が分からなくて申し訳ないのですが、0.06mmとか0.01mmよりも厚めのビニールだったと思います。

最後に、自然薯がビニールを貫通できないという困ったことになりそうな場合に備えて、水分を遮断する能力はビニールに劣りますが、その分、強度が下がる不織布を設置しました。

ちょっとした手間ですが、これで不要な水分を遮断し、タコ足にならない、真っ直ぐな一本の自然薯が収穫できると嬉しいですね。
もしこれでもタコ足になったら…、もう一度調べなおすけど、もう原因は分からないかもです。

追加分の種イモの様子

切り芋の芽出しは8本だしたがクレバーパイプは10本なので、足りない分を自然薯の上部とムカゴから育てた1年目の種イモを使って、追加分の芽出しを並行して行っていた方です。

こちらは室外での管理のため気温が低くかったため、室内管理の切り芋の芽出しよりも生長が遅いですね。
それでもムカゴからの1年目の自然薯からは、良い感じに芽が出始めていました。

同じように比較的良い感じの種イモを選んで、クレバーパイプ10本すべてに植え付けることが来そうです。
うまく定植できなかった場合も、追加分の種イモがまだ残っているので、リカバリーは十分にできそうですね。

クレバーパイプの自然薯の入り口になる受け皿の真ん中に自然薯をの種イモを間違いなく配置できるように、事前に受け皿の中心に竹串を指しています。
クレバーパイプを埋めてから定植を行うので、どこに埋めたか分からなくなりますからね。

受け皿自体は手のひらよりも大きいので、自然薯がクレバーパイプの中に伸びていかず、外にできる可能性は少ないかなとは思いますが、失敗すると、掘りだすのに苦労しそうなので、しっかり竹串に近づけます。

種イモの芽の下部を見ると、ちょっと太い根のような何かが確認できます。

たぶんですが、最終的にこの太い根のような部分が下に伸びて、収穫する自然薯の本体になるのかなぁと思います。

切り芋の種イモはサイズが10㎝ちょっとくらいとコンパクトなのですが、ムカゴからの種イモは30㎝以上あるので、微妙に飢えづらいですね。
クレバーパイプの間隔が30㎝くらいなので…

切り芋だと隣のクレバーパイプの植付け場所に干渉しないので、定植はしやすいです。
こんな感じで!

種イモを配置したら、土で覆って定植は完了です。

竹串が刺さっているところに、それぞれ種イモが植わっています。

定植後、すぐに施肥するようです。
この「すぐ」という日本語、定植したらその日なのか、2、3日後なのか、正直、よく分からないのですが、私は定植したらそのまま続けて行います。

なぜなら数日すると施肥を忘れそうだからです(笑)

肥料の量ですが、1株当たり、8-8-8の化成肥料だと約70gになるみたいです。
この内、40gを定植後すぐに、のこりの30gを定植後60日経過で追肥とのこと。

10本植えたので、合計で400gを施肥することになります。

それで、使用する肥料ですが、家にあった余った肥料の消費を目的に、適当にブレンド(笑)することにしました。
このお花の肥料とか、お花と書いてあるけど、中身は同じでしょと自然薯に使ってみます。

こんな感じで、結構適当に育てても、素人なりの出来ではありますが、自然薯は収穫できるので、個人的に気に入っています。

施肥は、種イモから10㎝以上離して均等に撒くとのことなので、両端に均等になるようにパラパラと蒔いていきました。

自然薯の根が端まで伸びて、仕切りにぶつかるので、このあたりに蒔いておけば、ちょうどいいのかなと思ってます。

4月ではありますが、地温が下がらないようにビニールで保温を行います。

試しに温度計を刺しておくと、大体20度を指しています。
思ったより温度が高いんだなぁというのが率直は感想でした。

芽が出始めの種イモもありましたが、ここから順次、芽が出てくれるのを祈るばかりです。

4月23日(52日目)
連作障害対策という訳ではないですが、隙間にマリーゴールドを植えてみました。

正直、余計なことをしている自覚はありますが、今後もこの場所で自然薯栽培を続けていくつもりなので、いろいろ試している感じです。
素人がすることなので、温かい目で見守ってくれると嬉しいです。

ツルの生長

5月2日(61日目)
定植から11日経ちました。
一番育ちの良かった株は、おおよそ25㎝から60㎝くらいに成長著しく、順調に生長しています。

定植時には、まだツルが出ていなかった株も、一部、芽が顔を出し始めてもいます。

ホントに一部で、まだ芽が見えない株もあり、生長の差が余計に大きくなった気がします。
可能なら、20㎝くらいツルが伸びたものから順に定植し、芽が出ていないものは室内で管理して生長を促した方がよかったかなぁと思っています。

なので、来年はポットに分けるなどして、根が絡まないように、生長したものから簡単に取り出せるように工夫していこうと思います。

5月14日(73日目)
切り芋から芽を出したのは初めてなのですが、パッと見て、ツルの太さが今までより太い気がしました。
ホント、見て分かるくらいどっしりしている感じです。

たまたま元気な芽が出ただけかもしれませんが、可食部というか、イモの体積というか重さが、今までよりも大きく重いから、栄養が多いということかもですね。

なので、興味本位にツルの根元の太さを測ってることに。

一番生長が早いものは、今の時点で8mm。
昨年までのツルの太さと同じようなものは、以下で4mmくらい。

もちろん、生長が早い方がツルが太くても不思議はないのですが、このツルって、昨年までの経験から生長の過程で顕著に太くなった記憶がないのです。
多少太くはなると思うのですが、今4mmのツルが8mmになるかというと、ちょっと疑問です。

私の育て方が悪いだけで、ツルも生長により顕著に太くなるのかもしれませんが…
正直、よく分からないけど、切り芋から太いツルが出たのは間違いないので、来年も切り芋で芽だしを頑張ろうと思います。

経験値が溜まってくると、今言ったことが正しいのかどうかも、なんとなくわかってくるかもしれないですしね。

追加分の種イモで補完

6月5日(95日目)
定植済みの種イモから芽が出ないものがあるので、芽が伸びた種イモで補完します。
追加分の種イモからも、ご覧のように沢山ツルが伸びて来ているので、良いと思うものを改めて定植しなおしです。

ちょっと面白いなと思ったのが、ムカゴを植えて種イモへと育てた1年物の一本イモ苗、先端(上部の細いほう)から芽が出るのかと思いきや、なぜか中ほどから芽が出ていますw

先端の方が、芽になる組織が形成されており、芽が出やすいのかなと思っていたのですが、なんとも言えない現象です。
まあ、芽が出て十分にツルも伸びているので不満はないのですが(笑)

ということで、芽が出なかったものは、すべてツルが伸びている種イモと交換しました。
クレバーパイプ10本分、無事にすべて収穫出来たらいいなぁ。

株の生長

今回のツルの生長に関する写真をロストしてしまったので、前年の同じような時期の写真で代替させて頂きました。
以降、日付のカッコ内に”前年”と記載しているものは代替した写真となりますので、ご注意ください。

5月の後半~6月になってくると、2m強くらいある支柱の上にまでツルが伸びてきます。

5月29日(前年)

6月3日(前年)

脇芽はまだほとんどなく、上へ上へと1本のツルが伸びます。
1日に10cmくらい伸びていそうな日もあり、ツルの生長は本当に早くてビックリします。

葉はどこかで見たような長細いハート形で、なんとなくアサガオというかヒルガオ?に似ている気がします。

ツルの先端が支柱の高さを超えたので、これからは上に伸びることができなくなり、これからはもう少し伸びると横に倒れたり、垂れ下がったりしてきます。
そうなると、今度は脇芽がどんどん伸び始めてきます。

このツルがどんどん伸びている段階では、地下に自然薯はでき始めてはいないそうです。
9月くらいになって初めて、自然薯ができ始めるそうです。

なので、今はどんどんツルを伸ばして、大きな自然薯を形成できる株を形成できるように沢山葉っぱを出してと願っておきます。

自然薯の花の蕾

6月10日(100日目)
生長の早い株では、自然薯の花の蕾が見えてきました。

自然薯の増やし方には、3種類のルートがあり、他の花と同じように種からのルートがあるみたいです。
一応、3種類を挙げてみると、

ムカゴや種からだと、1年目から大きな自然薯は収穫できない(難しい?)ので、収穫した自然薯を切って、種イモにする方法が一般的なようです。
この辺りは、ジャガイモや長芋と同じ感じだと思います。

種からの自然薯栽培も、ちょっとやってみてもいいかなぁとか、種イモからの芽出しに失敗した時の保険にもなるなぁと思い、自然薯の種も採ってみようと思って、もう少し調べてみました。
すると、なんと、自然薯も雄株と雌株があるらしいのです!?

で、どうやら写真の蕾は雄花が咲き、先の話になりますが、他の株の花もすべて確認したのですが、すべて雄花で、雌花がひとつも咲きませんでした…

ちょっと残念ですが、咲かなかったものはどうにもならないので、諦めることにします…
ふと思ったけど、雄株と雌株の自然薯、味に違いはあるのかなぁ???
私、気になりますww

イノシシによる獣害

7月12日にスイカが獣害に遭いました…
今年は、甘い黄色いスイカの金色羅皇というスイカを楽しみに育てており、私的には結構大きくなってきており、あと2週間くらいで収穫だーーと毎日ウキウキしていたところ、イノシシに食べられてしまっていました…

同時に、プランターでサツマイモの紅はるかも試しに初めて育てていたのですが、それもすべて掘り返されてました。
この日は、自然薯の方は被害がなく、ほっとしていたのですが、翌日13日、端から4株ほど掘り返され、根っこが20㎝くらいのところですべて切られ、宙ぶらりんに…

しかも間が悪いことに、芽出しで生長の早いものから順に植えていたのですが、その成長の早い方の端から4株が掘り返されていました…
せめて、せめて生長が遅い方からだったらと思った私は、悪くないと思います。

ということで、あまりのことに写真を撮るのを忘れていました。
写真を撮る余裕もなく、すぐに根っこを埋めなおし、水を与えて復活を祈って様子を見ることに。

7月26日(146日目)
不幸中の幸いか、4株中、3株は今の所枯れることもなく、現状を維持しているように見えます。
そんな中、掘り返された株のうち、一番端の、一番生長が早かった株のツルが枯れてしまいました…

葉も全体が茶色く乾燥しており、これは完全に枯れているのかと思っていると、地上から1.5mくらいの所から新しいツルが伸びていました!

地上部の全体から見たら、大事な葉っぱは98%くらいは枯れたイメージですが、ここからなんとか復活してほしいところです。
植物の生命力は強い、私は信じているよ!!

開花

7月の後半にもなると、ツルのいたるところから白い自然薯の花が咲いているのが確認できます。

7月20日(前年)

8月26日(前年)

先にも書きましたが、どの花を見ても、すべて同じで、すべてが雄花でした。
どこかに雌花がないかなぁとちょっとは期待したのですが、残念です。

なので、残念ですが種からの栽培チャレンジは、始まる前から終了です(笑)

ムカゴ

9月29日(前年)
暑い夏が終わ…った気がしなくもない季節になると、いつの間にかムカゴができていました。

大きさは1㎝くらいのものが大部分で、1.5㎝くらいのものが極少数、5mmくらいの小さいものは2割くらい?できていました。
まだまだ少ない経験からですが、どうもツルが垂れているところにムカゴはできやすいように思えます。

ムカゴは鉄腕なダッシュでもご飯と一緒に炊いたりしていましたが、まだ食べたことはないんですよね。
いつか食べてみたいとは思っているのですが、食べるのは自然薯本体で十分でしょという気もあり、なかなか踏ん切りがつかないんです。

食べ物というより種(ほんとは違うけど)という認識が強く、どうも食指が動かないんですね。
まあ、カゴ一杯に取れたら検討しましょうw

紅葉から地上部が枯れるまで

11月1日(244日目)
さて、地上部はほとんど変化がなく、しいて言えば花が枯れて茶色くなってきているくらいでした。
そこから寒くなり、葉っぱも紅葉が始まり、ようやく変化が目に見えてきました。

ムカゴも、あるツルには連続した節に2つづつついていたり、まったくムカゴがないツルだったり、やっぱり垂れているツルにムカゴは多いイメージです。

ムカゴはいつの間にか落ちていたりするので、大きいムカゴは念のため、早めに確保しておきました。
来年、ムカゴから一本イモ苗を育てるかは分かりませんが…

12月1日(274日目)
今年はそれほど寒くはないけど、それでも冬を感じる12月となりました。
自然薯の芽出しを始めてから約9カ月、9カ月は長いと思いますが、植え付けてしまえばやることはほぼないので、いつの間にか収穫の季節って感じで、自然薯栽培は簡単(あくまでも収穫ができるという意味で、質の高いものができるかは別の話ですw)でいいですね!

葉っぱが完全に枯れてしまうと、ちょっと強い風が吹くとパラパラと落ちてしまい、掃除が面倒になってきます…
なので、ツルも乾燥して枯れてきている感じになったら、写真のように20㎝くらいツルを残して、地上部は撤去しました。

自然薯に限らないのですが、植物を育てるのは楽しいのですが、秋から冬になり、枯れこんだ葉や茎の撤去が面倒ですね。
お料理の跡片付けが面倒なのと一緒でしょうか。

まだ地上部はいいのですが、土の再利用のための作業が面倒ですね。
そもそも動画を見て真似をしているのだけど、これで連作障害が回避できるのかどうなのか。

連作障害がやばいとやばいと聞くけど、やるべき作業なのか、やらなくてもいい余計な作業なのか、素人には判断できないので余計に辛いっすww

あ、収穫可能なのですが、どうも年明けまで待った方がいいらしいです。
よく分からないけど、自然薯を切ったら白いけど、それが変色するのはまだ収穫が早いらしいです。
年明けまで待つと、切っても変色しなくなり、より美味しいというか、雑味が無くなるとか。

正直、子供のお口なのでアジの違いは分からないだろうけど、いいよと言われればその通りにする素直な私です(笑)

収穫

1月9日(313日目)
年が明け、芽出しから10カ月、ついに収穫を行います。
そういえば書いていなかった白黒マルチ、過湿予防と夏の地温上昇抑制?とにかく自然薯がよく育つらしいので施設していました。

その白黒マルチを採った様子がこちら。
特に目立つものは無いですねw

とりあえず、一番端から順にクレバーパイプを掘り出し、自然薯を取り出していきます。

クレバーパイプを掘り出して、下から土をちょっとづつこぼしていたら、半分近くまで土が落ちても自然薯が見えません…
あれれ?と思いつつ取り出してみると、一発目からタコ足タイプの自然薯が出てきました…

途中までは一本で伸びていっているけど、途中から一気に分裂しちゃっています。
何が悪かったのかなぁ、植付け前に調べたところによると、過湿がよくないらしいんだけど、白黒マルチだとうまく雨をさばけなかった?

ちょっとテンションが下がりつつ2本目のクレバーパイプを掘り起こし、自然薯を取り出してみると…

うわー、2本連続でタコ足になっていました…
マジかーと思って3本目を掘ってみると、これまたタコ足自然薯…

結局、3本連続タコ足となってしまい、もう今年はダメかなぁと、トホホな状態から4本目のクレバーパイプに取り掛かります。
と、土をよけていると、不織布がでてきました。

そうだ、タコ足の原因が過湿にあるなら、クレバーパイプ内に水が入らないように蓋をしてみる実験をしていたのでした。
水を完全に遮断するならビニールがよいと思いましたが、自然薯がクレバーパイプの中に入れない可能性もあると思い、自然薯が突破しやすいだろう不織布を設置していました。

期待を込めて掘り起こしてみると…
期待した通り、自然薯は不織布を貫通して、クレバーパイプの中に伸びていました。

さらに嬉しいことに、期待していた1本、すらっと伸びた自然薯が収穫できました!!

よしよし、こういうのが収穫したかったんだよと思いつつ、次のクレバーパイプに。
次も不織布を設置しており、同じような自然薯を収穫でき、不織布で過湿を防ぐ作戦、うまくいったように見えますね。

さて、不織布での実験は上々でしたが、ビニールでの実験結果どうでしょうか。
さっそくビニールを使ったクレバーパイプを掘り起こしてみると…

まずは、ビニールも自然薯は突破できている点で、一安心です。
新調にクレバーパイプから自然薯を取り出してみると、これまた綺麗な1本の自然薯が出てきました。

実験は、不織布3カ所、ビニールも2カ所だったんですが、ビニールは厚さの違うビニールを設置していました。
ひとつは0.01mmだったと思うのですが、もうひとつは何ミリだったか分からなくなってしまいました…

ちゃんとビニールに厚みを記載したつもりだったんですが、確認できなかったんですよね。
なんででしょう?なぜ確認できない?

まあ、確認できないものは仕方ないのですが、結局、こちらのビニールも問題なく自然薯は突破し、クレバーパイプ内に自然薯ができています。

こちらのビニールの実験でも、立派な(私的に)自然薯が収穫できました♪

クレバーパイプ内に侵入する水分を制限したクレバーパイプの自然薯は、タコ足人ることもなく真っ直ぐに伸びてくれました。
実験は成功といえるので、次回からはすべてにビニールを施そうと思います。

序盤はタコ足が続き、テンションも低くなっていましたが、中盤から後半は実験がよかったのか、綺麗に1本に伸びた自然薯を収穫ができ、気分良く最後のクレバーパイプを掘り起こそうと思った時でした。
あれれ?クレバーパイプを掘り起こすまでもなく、結果が分かってしまいました。

あ、この株って、イノシシに掘り返されて、根を15㎝くらいで切られた株のうち、地上部が枯れつつも再生したと思っていた株でした。
地上部が再生するも、秋口にはダントツで早く枯れてしまっていたので、正直、あまり大きくなっていないかなぁとは思っていましたが、まさかこんなにも小さいビー玉サイズが2個だけとは、予想だにしませんでした。

地上部のほとんどが一度枯れてしまった株なので、この結果も致し方ないのかもしれません…

あと、イノシシに掘り起こされたのは4株ありました。
掘っている時は忘れていましたが、残りの3株はビニールの2カ所と、何も実験しなかった1カ所になるのですが、どれも十分な自然薯を収穫出来ています。

ということは、地上部さえ枯れなかったら、掘り起こされてもタイミングによっては十分にリカバリーできるといえますね。
植物というか、イモ類?の生命力は素晴らしく強い!!

おわりに

最終的に収穫できた自然薯がこちらになります。
個人的には、タコ足が3本あったりしますが、十分に満足のいく結果だと思っています。

サイズは、一番長いものは、1mをちょっとだけ超えていました。

コンスタントに1m級の自然薯が収穫できるようになることが、とりあえずの目標です。

ちょっと小さめの自然薯は、最初に定植した切り芋の芽が出ず、追加分を後から定植したところだと思います。
芽出しを行い、ある程度ツルが伸びてから定植することで、先行してツルがどんどん伸びていったので、次回は一度に定植できなくても、芽出しでちゃんとツルが伸びたのものから順に定植していくことで、全体的に今回よりも早くツルを成長させることが、目標に近づくのかなと今は思っています。

ということで、今回の自然薯栽培を通じて感じたこと、次回に活かしたいことを挙げてみます。

イノシシの獣害以外は、次回から実施が容易なので実施したいと思います。
イノシシだけは、敷地を柵で囲むことが困難なので、目隠しがどれだけ効果があるかが謎ではあります。

今回の自然薯栽培は、いくつかハプニングはありましたが、結果的にはまずまずの収穫を得ることができたと思います。
手間も少なく、結構簡単にある程度の出来の自然薯を収穫できるので、スペースがあれば育ててみても面白いと思いますよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。





モバイルバージョンを終了