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【写真多めの栽培記録】今年も植えます黄色いスイカの金色羅皇!昨年はイノシシに食べられてしまったのでリベンジです!!【半地植え】【種から栽培】【立体栽培】

高糖度のスイカを食べたいのです

金色羅皇というスイカ、時々テレビでも名前を聞く、非常に高糖度になる品種です。
もともと高糖度になる品種なら、素人が育ててもそれなりに甘いスイカが収穫できるのでは?と思い、昨年、挑戦してみたのですが、なんと今も忘れぬ7月12日の朝、イノシシにすべて食べられてしまいました…

その後も新たな雌花が大きくなってきたと思ったら、不織布で隠していたにもかかわらず、何者かに食べられてしまいました…

結局、非常に楽しみにしていた金色羅皇、一口も食べられませんでした…

ですので、何としても食べてみたい、甘~いスイカを食べてみたいという欲求が沸々とわき、リベンジするぞと植えてみたのでした。



梅雨明け直後に枯れてしまったけど、食べることはできました

収穫予定日の大体10日前、4日ほど雨が続いた翌日の晴れた日、朝はいつものように元気だった金色羅皇でしたが、急な強い日差しが悪かったのか、10時頃には葉が垂れ気味になっていました。
隣に植えていたメロンはもっと顕著に葉が垂れてしまっていました。

同じ場所には、スイカ2株、メロン2品種4株植えていたのですが、すべてが同じように葉が垂れていたので、病気というか、やはり急な日差しによる環境変化に対応できなかったのかもしれません…
次回は、梅雨明け時には遮光して、急な環境変化を少しでも緩和してみようと思っています。

さて、メロンはそのまま枯れてしまいましたが、金色羅皇は葉が垂れてもなんとか盛り返そうとしていたのですが、1週間後には残念ながらもう駄目だと判断せざるを得ない状態になってしまいました。
ですが、実の方は見た目は特に萎れているというか、枯れているようには見えなかったので、収穫してみることにしました。

重さは5.4kg、直径は22㎝くらいと、大玉スイカとしては小ぶりではありますが、私的には十分な大きさです。
そして、いざ切ってみると、見た目は美味しそうな黄色いスイカでした!

食べてみると、普通にスーパーに売っているような甘さで、普通に美味しい…
糖度を測ってみると、大体11.5度くらいでした。

金色羅皇は、受粉から収穫までの積算温度が1200度必要なところ、収穫した時の積算温度は921度と約77%だったので、もしも枯れずに積算温度が1200度まで行っていれば、結構な糖度になっていたのでは?と思わずにはいられません。

これは、リベンジのリベンジが必要かも???

ただ、やはり思うことは、種が邪魔ですね、種がww
種は食べない派なので、食べにくいのがスイカの残念なところ…

成長記録

以下に、今回の栽培の記録、および、その様子を写真多めに記録しておきます。

収穫日は、不本意ながら本来の収穫予定日より10日ほど早い収穫になってしまったので、本来は種まきから120日弱くらいでの収穫になるのかと思います。

種まき

4月7日、栽培開始。

その種が発芽できるかどうかいつも心配なので、湿らせたキッチンペーパーに種を置き、保温して催芽蒔きにしました。
催芽を開始して3日目に根が顔を出し、もう1日待って根が伸びてから、ポットではなく直接種を蒔きました。

まだまだ寒いので黒マルチで事前に地熱が上がるように保温しておきました。
さらに、透明なビニールでトンネルを作って、保温と防風の対策としています。

発芽

4月16日(10日目)、双葉が無事に開きました!

種を埋めてから5日後、無事に双葉が開きました。
時々、種の殻が撮れず、双葉が開けない場合があるので、一安心です。

その後、大体1週間ごとに本葉が増える感じでした。

このまま本葉が5~6枚くらいまで生長を見守ることになります。

親ヅルの摘芯

5月18日(42日目)、子ヅル3本の1果どりを目標に、親ヅルの摘芯。

透明ビニールのトンネルから親ヅルが顔を出すくらいまでに伸びてきました。
本葉も7枚くらいになったので、親ヅルの先端を摘芯し、子ヅルの生長を促します。

摘芯してから4~5日もすれば、子ヅルが4、5本伸びてきました。
元気のよい子ヅルを3本ほど選抜し、残りの子ヅルは根元から切り取り、生長のエネルギーを集中させます。

伸びてきた子ヅルは、20~25㎝くらい離して、垂直に誘引していきます。
植える場所が狭いので、立体栽培になります。

雌花の開花

6月4日(59日目)、1番花が開花しました。

着果させる訳ではないのですが、生長の目安として雌花の1番花が咲いた日付を記録しておきます。
雄花自体は、すでに咲いてはいるので着果は可能なのですが、大玉のスイカということもあり、しっかり株を育ててから着果しないと株が弱るみたいなので、もうしばらくお預けです。

ちなみに、2番花は3節連続で雌花が咲いていました!???
こうなると2番花、3番花、4番花と数えるのかもしれませんが、雌花が咲いて、何節か離れてからの雌花を次の番花と数えることにします。
あくまでも株を育てることを目的として着果を待っているので。

また、ある程度ツルが伸び、葉の数も増えてきているので、日当たりの悪くなった株元の葉を摘葉しました。
株元にしっかり風を通り、病気予防に繋がるらしいので、やっておいて損はないという判断です。

着果予定の雌花と受粉

6月14日(69日目)、着果予定の3番花が開花。

1番花が咲いてから約10日、ついに着果予定の3番花が開花しました。
雄花は色々な場所にいくつか咲いているので、同日に咲いたと思われる雄花の雄しべを軽く触り、花粉が出ているのを確認してから、人工授粉を行いました。

雨が降っていると、人工授粉も失敗するらしいので、雨が降ってなくて一安心。
午前10時までには人工授粉を終わらせると成功率がいいみたいです。

翌15日、受粉が成功していると、上を向いて咲いていた雌花が、子房を少し膨らませつつ、下にぶら下がるように下がっていきます。
5日後には、もともと1.5㎝程だった子房は、8~9cmと一気に大きくなりました。

1日ごとに大きくなっているのが、目に見えて分かるので、毎朝確認するのが楽しみな瞬間ですね!

結構な大きさになってきたので、サルやカラスに悪戯されないように、発泡スチロールの中に隠すように地面におろしました。
立体栽培をしていたので、慎重にツルを支えから外して、頭よりも上にあったスイカの赤ちゃんを、地面に置いた発泡スチロールの中への移動は、スイカの生長が止まらないか心配しつつ、慎重に行いました。

昨年は、イノシシに食べられてしまったので、今年は無事にスイカが大きくなって収穫できたらいいなぁと思いつつの作業でした。

スイカの肥大

6月19日(74日目)、日々大きくなっていくスイカ♪

防獣対策でスイカを隠すにしても、光は当たるように発泡スチロールに隠しています。
お尻も黄色くならないようスイカの台に載せて、肥大する様子を楽しみました。

スイカの台は、大体14㎝四方なので、1週間で14㎝くらいに肥大したことになります。
このくらいまでは、昨日より一気に大きくなったとビックリするのですが、このあたりから徐々に見た目で前日差が分からなくなってきます。

農家さんがしっかり育てている株だと、もっと大きくなるのでしょうが、20㎝を超えたくらいからあまり大きくなっていない感じですね。
それでも、個人的には十分な大きさと思えるので、不満はありません。

株の衰弱と収穫

7月17日(102日目)、株の衰弱…

結果的に、梅雨で4日連続で雨が降った翌日、朝からカラっと晴れてくれて、また光合成からの糖度アップを期待していた7月の17日、朝は元気だった葉っぱが、朝の10時過ぎには全体的に萎れるというか、葉の端から丸まるというか、不穏な感じに…

すぐ隣に植えているメロンのムーンライトとおてがるキイたんの2品種4株も、同時に葉が萎れています。
メロンも朝見た時は元気いっぱいという様子だったのですが…

スイカとメロンを計6株植えていて、そのすべてが同じような症状だったので、病気というよりも環境の急激な変化に対応できなかったのかと、素人ながらに考えました。
前日までシトシトと雨が降っていたのに、今日になって急に直射日光がガンガンにあたり、気温も体感温度も急上昇だったので。

特に、水分の供給が間に合わないために葉が萎れた、もしくは、黒マルチをしていたので、茹でって根っこが蒸れて根腐れを起こしたのかもしれません。
次回は、梅雨時期には黒マルチは外し、直射日光も遮光して、徐々に日光に当てるようにしようと、今は考えています。

一応、メロンよりかはスイカの方が、ダメージは少なかったようで、回復を期待して2、3日様子をみていたのですが、被害は広がるばかりなので、思い切って収穫してみることにしました。
先にも書きましたが、積算温度は921/1200度と収穫まで約77%の状態ではありますが、糖度は11度ちょっととまずまずで、普通に食べても甘く感じられる普通のスイカでした。

ちゃんと積算温度が1200度を超えていたら、もう1、2度は糖度が上がっていたかなぁと妄想しつつ、昨年はイノシシの獣害に遭い食べられなかったことを思うと、美味しく食べられただけよかったかなと、自身を慰めました(笑)

ということで、自身2度目の黄色いスイカ「金色羅皇」の栽培記録はここで終わりたいと思います。
完遂はできなかったので、来年も植えてみようかなとも思っていますが、気になる新品種があればそっちにするかもです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。





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