大玉なら、小玉くらいには大きく育てられないかなぁ?

昨年、初めての家庭菜園で小玉の『ピノ・ガール』を育ててみました。
小玉スイカなのですが、ソフトボールくらいにしか大きくなりませんでした…

スイカ ピノ・ガール

直径10cmくらいでしょうか、畑ではなく袋栽培だったのですが、それでも小さすぎる気がします。
味は、普通に美味しかったですが、まだまだ甘く美味しくなると思ってます。

素人の私にはまだまだ水やりの加減や施肥コツが分かっていないのが大きな要因だと思いますが、1年経って少しは詳しくなったとは思いますが、それでもまだまだ素人に毛が生えた程度です。

そこで私は考えました、小玉がソフトボールくらいにしか育てられないなら、大玉スイカを育てればそれなりの大きさになるのではないかと(笑)

農家さんが聞いたら呆れられるような素人考えだと自覚はありますが、売り物を作るわけではないのでやるだけやってみることにしました。

『ピノ・ガール』のリベンジでもあるので、『ピノ・ガール』と同じナント種苗さんの大玉スイカを調べてみると、とにかく甘い!!って謳っている黄色い果肉のスイカが目につきました。
それが今回チャレンジする『金色羅皇』です。

『金色羅皇』、名前がいいですよね!w
羅皇にはシリーズがあって、赤い果肉の『羅皇』や『羅皇ザ・スウィート』など色々ありました。

これって、あたたたたたっ!!のラオウから来てるのかなぁと思ってカタログを見ていたら、キュウリに『ケンシロウ』というのを見つけました。
しかも、家庭菜園救世主伝説と装飾されていて…、もう間違いねいですね(笑)

話は逸れましたが、やるだけやってみようと思います。



3月

5日(1日目)

梅雨前の着果を目指すため、早めの種蒔き…なのかな?
暖地で3月中旬から、中間地で3月下旬から種蒔きと記載があったので、早めの種蒔きですかね。

スイカ 金色羅皇

ちなみに、ここが暖地なのか中間地なのか、どっちに属するのか分かってません(笑)

6日(2日目)

キッチンペーパーを水で湿らせてチャック袋に入れ、一晩、人肌で温めてみました。

スイカ 金色羅皇

3/5個ほど発根していたので、ポットに蒔いていきます。

スイカ 金色羅皇

根が出ている方を上にして、種を蒔きます。

スイカ 金色羅皇

昨年、双葉が出やすいようにと根を下にして蒔くと、芽が出た時、種の殻が双葉をクリップのように挟んでしまい、双葉が開かないことがあったため、根を上にして種を蒔くことにしました。
根を上にして蒔くと、双葉が地上に出るまでに殻が土との摩擦で押さえられ、双葉が外れやすくなるような気がします。

3月でまだまだ寒いので、ビニールトンネルの中で育てていきます。

14日(10日目)

ようやく双葉の展開が始まりました。
夜間の気温は、外気は10度を下回る8度とかになりますが、ビニールトンネルの中は朝日が届く前に温度計を確認すると、ギリギリ10度を保っているようです。

スイカ 金色羅皇

が、危惧していた事態が(笑)
ご覧のように、帽子をかぶったように殻が付いたまま出てきちゃってます…

スイカ 金色羅皇

ちなみに、今回は5個中2個がこのように帽子付きでした。
もう少し、深く種を蒔けばよかったのかなぁ…?

また、なぜか捻くれた発芽の仕方をしたものも…

スイカ 金色羅皇

見えにくいですが、双葉とは逆の茎の部分から、直角に根が出ています。
さすがに双葉を支えられるように見えなかったので、安定するように向きを整えて土を寄せてみました。

スイカ 金色羅皇

この子もちゃんと育ってくれるのかなぁ?

16日(12日目)

殻付きの子ですが、双葉を開こうとしていますが、がっちり殻に挟まれてしまったままです。

スイカ 金色羅皇

帽子付きの子はもう1株あるのですが、あのぐねっと茎が捻くれていた子です。
ちゃんと殻が取れるのか心配です。

17日(13日目)

さらに翌日、他の子は双葉はすでに展開し終わっているので、心配になってちょっと引っ張ってみたら…

スイカ 金色羅皇

ゆっくり優しく引っ張ったつもりなのですが…
やっちまったです、(;´д`)トホホ

なので、もう1株の茎が捻くれていた方は触らず、殻付きのままにしておくことにしました。

22日(18日目)

殻を取ろうとして双葉を引きちぎる痛恨のミスを犯してから5日後、無体な仕打ちを受けたにもかかわらず、健気にゆっくりとですが双葉の間から本葉が見えてきました!

スイカ 金色羅皇

よかった~~♪

ちなみに、もう一つの殻付き、茎が捻くれていた株は、ちゃんと殻から双葉の片方が外れて無事に双葉を展開し終わってます。

スイカ 金色羅皇

双葉の片方に殻が付いたままなので、パッと見て10%くらい光合成の能力が落ちているように思えますが、手は出さないことにします。
これはこれで見た目は可愛いですねw
捻くれていた茎もまっすぐに伸びており、大丈夫そうで何よりです。

27日(23日目)

双葉を引きちぎっちゃった子も、だんだん本葉が大きくなってきています。

スイカ 金色羅皇

殻が付いたままの子も本葉が出始めており、一安心です。

スイカ 金色羅皇

30日(26日目)

早い子は2枚目の本葉が出てきました。

スイカ 金色羅皇

ひとつ奥に見えるのがメロンの『ムーンライト』、一番奥は昨年のリベンジ『ピノ・ガール』です。
同日に栽培を開始したのですが、ムーンライト>金色羅皇>ピノ・ガールの順に、成長が早いように見えます。

4月

8日(35日目)

まだまだ寒い日があるので、ビニールトンネルの中で育苗中です。

スイカ 金色羅皇

3枚目の本葉の展開がゆっくりとしているように感じます。
それでも1枚目と2枚目の本葉は大きくなってきているので、成長は続けているのかな。

9日(36日目)

朝、水やりに向かうと、苗たちが項垂れていました…
ちなみに、何度か同じように萎れていることがありました…

毎日水やりはしているのですが、水を与えた時、すぐに土に染み込んでいかず、水が溜まってしまいます。

スイカ 金色羅皇

原因ですが、ポットはスリット鉢で水捌けがよいことと、育苗に使った土がセルトレイ(プラグトレイ?)用の土で、目が細かく一度乾燥すると水を弾くような気がします。
なので、水を与えても、ポットの縁に沿って水が流れ、ポットの中心付近まで十分に水が届いておらず、ポットが保持する水が不十分となり、結果、苗まで十分に水が届かなかったのが原因なのかなと推測しています。

なので、ポットでの育苗時には、もっと目の粗い土を用いるようにしようと考え中です。

13日(40日目)

またまた萎れています。
これで何度目か…

あ、ちなみに、ムーンライトもピノ・ガールも同じように萎れています。

スイカ 金色羅皇

土の表面はそこまで乾いているように見えないのですが、中はカラカラなのかもしれません。
一応、今回も水を与えてしばらくすると、元気になってくれました。

ある意味、水を求めて根を伸ばし、根張りがよくなっていたりしないかなぁ。

18日(45日目)

奥に見えるのは、5個中、1個だけ芽が出ていなかったポットに、遅れて芽が出てきたところです。

スイカ 金色羅皇

1か月くらい遅れての発芽なので、実は諦めていたのですが、面倒だったのでそのままにしていたら、芽が出てきました(笑)
水もジョウロで一斉に与えていたのがよかったのかもですね。

20日(47日目)

ようやくツルが伸び始めました。

スイカ 金色羅皇

中央の一番ツルが伸びているのは、何も問題なくのびのび育った子で、左の子は双葉を見て分かるように、殻を取ろうとして双葉を千切ってしまった子です。
右側の子が殻付きで、茎が捻くれていた子なのですが、茎と根が直角に曲がっていた為かは分かりませんが、茎が倒れてしまっています。

が、それ以外は元気に見えるので大丈夫かな?

22日(49日目)

もう何度目かは分からないです。
結構な量の水を与えているつもりなのですが…

スイカ 金色羅皇

ツルがダル~んと垂れているのを見ると、ちょっと罪悪感がわきますね…
やはり、セルトレイ用の目の細かい用土をポットに流用するのは向いていないのかもですかねぇ。

23日(50日目)

そろそろ定植したいくらいにツルも伸び始めています。
まだ、夜間の気温が10度を下回る日が、2、3日続く日があるみたいなので、それを乗り越えたら定植しようと思います。

スイカ 金色羅皇

私のやらかしで双葉が千切れてしまった子も、定植しても問題ないくらいに育ってくれました。
今後も頑張って欲しいですね!

30日(57日目)

週間天気予報で、ようやく夜間の気温が10度を下回らない予報になってきました。
なので、定植を行っていきたいと思います。

つる割れ病対策にコンパニオンプランツとしてニラを一緒に植えてみます。

スイカ 金色羅皇

どれくらいの量のニラを植えたらいいのか分からないので、結構大盤振る舞いにしてみますw

さて、個人的にはちょっと遅れたかなぁと思っている苗ですが、ポットから出してみるとたくさんの根が見えます。

スイカ 金色羅皇

この状態がいいのか悪いのか判断がつきませんが、根がぐるぐる回るルーピングにはなっていないので、良い感じなのだと思うことにします。

スイカ 金色羅皇

定植は、40リットルのコンテナと袋栽培として土嚢袋に行いました。
メインはコンテナで、地温アップと雑草除けに黒マルチを張ってみました。

5月

8日(65日目)

定植後、約1週間、ツルも伸び始めているので活着したと思います。

スイカ 金色羅皇

葉の数も6、7枚になっているので、子ヅルを出すために親ヅルの摘芯を行います。

スイカ 金色羅皇

何度やっても、摘芯や剪定は、どうも罪悪感が拭えないですね…

16日(73日目)

親ヅルの摘芯後、子ヅルが複数伸びてきました。

スイカ 金色羅皇

順調、順調(ですよね?)。

18日(75日目)

ビニールトンネルの裾から、子ヅルが頭を出してきました。

スイカ 金色羅皇

金色羅皇は、3本子ヅルを出して、1個の実を採ると説明にあったので、3本の子ヅルが頭を出し始めたら整肢を行いたいと思います。

20日(77日目)

他の株も含め、ある程度子ヅルが伸びたので、整肢作業を行いました。

スイカ 金色羅皇

いい感じの写真が撮れてなかったので分かりづらいですが、勢いの良い子ヅルを3本残して、さらに根元にある小さな葉っぱを取り除き、株元が蒸れないようにしました。
蒸れは病気や虫が好むため、余計な(と思われる)ものはどんどん取り除きます。

スイカ 金色羅皇

この時点で、双葉も取っちゃいました。
双葉は光合成の効率が非常に良い葉らしいですが、もういいですよね?

25日(82日目)

整肢で子ヅルを減らしたおかげか、残した子ヅルの伸びが非常にいいように見えます。

スイカ 金色羅皇

と、いい気分で眺めていたら、居ました、奴がいました!?

スイカ 金色羅皇

あああ、出おった、ついに出おったか。
ウリハムシです、昨年、いくつもの葉っぱに1㎝強の穴を開けられ、捕殺の罪悪感はまったくなくなったやつです。
ちょくちょく見回って、見つけ次第、どんどん天に還そうと思います。

6月

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。