寒い時期に摂りたいフルーツ、キウイ
寒い冬は、骨や腸、血管がダメージを受けやすい季節で、体調に特に気をつけている季節でもあります。
林修の今でしょ!講座を見ていると、体調管理に役立つフルーツとして、キウイが紹介されていました。
フルーツの消費量は年々減少傾向にある中、キウイの消費量は右肩上がりで、たくさん食べられている人気のフルーツです。
よくスーパー等で見られるキウイは、緑色のグリーンキウイと、黄色いゴールデンキウイの2種類でしょうか。
同じキウイでも違いがあるみたいなので、詳しく見て行きたいと思います。
キウイは栄養素の詰まったデパート
1個100円くらいと、お手軽なフルーツですが、キウイに含まれる栄養素は多岐にわたります。
キウイに含まれる主な栄養素は、
- たんぱく質
- 食物繊維
- カルシウム
- 鉄
- マグネシウム
- カリウム
- 亜鉛
- 葉酸
- ナイアシン
- パントテン酸
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンC
- ビタミンE
- など
と、本当に沢山あります。
キウイは、これらの栄養素をバランスよく摂取できる優秀なフルーツなんですね。
安くて栄養素が豊富と、キウイはこれだけでも素晴らしいのですが、食べ方によってもっと素晴らしい効果を得ることができるそうです。
キウイの最強の食べ合わせ!
そのまま食べるだけでも豊富な栄養素を取ることができるキウイですが、さらに食べ合わせによって、腸や血管、骨を老けさせない効果を得るとか!
ちょっと人間にとって都合が良過ぎなフルーツじゃないですかね?
そして、これらは冬の寒さや寒暖差で弱りやすいところでもあります。
効率よくキウイを食べて、対策としましょう。
ちなみに、番組で紹介してくださった先生によると、キウイ=最強の組み合わせ食材だそうです。
その力、いかほどの物なのでしょうか?
キウイ×肉、消化速度が約2倍で、腸を老けさせない
お肉を食べる事で、動脈硬化の予防・疲労回復の効果が期待できると言われています。
そのお肉を単体で食べるよりも、キウイと一緒に食べる事で、消化速度が約2倍促進されるそうです。
それはキウイだけに含まれる、ある酵素の働きによるものです。
ある酵素とは、グリーンキウイに、より多く含まれているアクチニジンです。
このアクチニジンがたんぱく質を分解し消化を助け、腸での吸収も助けることになります。
マウスの実験ではありますが、牛肉を与えただけの胃での消化率は37.5%でしたが、牛肉とグリーンキウイを与えた場合は73.9%と、約2倍になったデータがあるそうです。
免疫細胞が多い腸の働きを助けることで、免疫力のアップに繋がります。
寒い時期の風邪やインフルエンザの予防に効果が期待できます。
キウイのアクチニジン、効果的に摂取するには?
アクチニジンは、一定以上の温度がないと働きが鈍いそうです。
だいたい50~60度くらいで活発に活動し、60度を越えたあたりから一気に活動しなくなるとのこと。
活動しなくなった後に温度を下げても、もう復活しないそうなので、つまり、壊れてしまったのでしょうかね?
食事の事を考えると、40~50度くらいで食べるのがよさそうです。
ということで、デザートとしてそのまま別に食べるよりも、あつあつのステーキのソースとしてなど、火を加えた食べ方の方がいいということですね。
最初に食べる時には、ちょっと抵抗がありそうですが・・・
ちなみに、牛肉でも、豚肉でも、鶏肉でも、肉の成分はほとんど同じなので、お肉の種類は気にしなくてもよいそうです。
キウイのアクチニジン、口臭予防にも効果あり!?
腸の消化を助けるだけではなく、アクチニジンには口臭を予防する効果もあるそうです。
舌の表面にできる白いもの、舌苔(ぜったい)が口臭の原因の1つと言われています。
この舌苔は、食べかすや口腔内の細胞などのたんぱく質がかなりの割合をしめているので、アクチニジンで分解する事で対策出来るということです。
この舌苔は舌を覆うので、味を感じる味蕾も覆われてしまい味を感じにくくなってしまいます。
舌苔を取り除くことで、味覚の回復も期待できるそうです。
キウイの食物繊維で便秘・肌荒れを改善!
キウイにも含まれている食物繊維は、腸内環境を改善し、便秘や肌荒れの改善に繋がります。
キウイには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランスよく含まれています。
特に水溶性食物繊維は水と一緒に摂ることで、便を柔らかくして便秘を改善する効果が期待できます。
お腹によいとされるヨーグルトと一緒に摂ることで、キウイの食物繊維がヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌のエサとなるので、この食べ合わせも理に適った組み合わせと言えます。
ちなみに、便秘解消効果がより期待できるのは、朝食べるのがよいのか?夜食べるのがよいのか?
実は、夜の方が効果が期待できるそうです。
朝食べるのが悪いわけではないが、腸がよく働く夜に食べるほうがより効果的だということです。
量的には、2個食べるのが一番効果が良いらしいのですが、2個は多いかなぁ。
キウイ×魚、Wのパワーで血管を老けさせない
寒い冬、血管を健康に保っていないと心筋梗塞のリスクが・・・
そんな時思い出すのが、血管に良いと言われるDHAやEPAです。
青魚に多いDHAは血管の弾力性を高めたり、赤血球の柔軟性を向上させたりする効果があり、EPAは血栓を作りにくくし血流を良くする効果があります。
番組では、サーモンをおすすめしていました。
あれ?青魚じゃないんですね。
理由は、サーモンの色素成分アスタキサンチンの抗酸化作用で血流の改善が期待できるからだとか。
血管を老けさせないというコンセプトにはピッタリなのですね。
さらに、キウイ自体にも血管を老けさせない栄養素が!?
キウイに豊富に含まれるビタミンCとビタミンEも、Wのパワーで血流を改善してくれるそうです。
キウイはビタミンCとビタミンEを豊富に含み、フルーツの中ではトップレベルです。
アクチニジンではグリーンキウイ推しでしたが、ビタミンCとビタミンEはゴールデンキウイ推しです。
それは、ゴールデンキウイには、グリーンキウイの2倍以上のビタミンCが含まれているから。
ビタミンEもゴールデンキウイの方が多く含んでいます。
グリーンキウイでも他のフルーツと比べると多いのですが、ゴールデンキウイは更に上なのですね。
ビタミンEの働きは、赤血球を柔らかくして血栓になりにくくします。
また、酸化した悪玉コレステロールも血管を狭くし、脆くしますが、ビタミンEには悪玉コレステロールの酸化を防いでくれる効果があります。
では、ビタミンCは何をしてくれるかというと、ビタミンEが悪玉コレステロールの酸化を防いでいくと、ビタミンE自体が酸化されて働けなくなってしまいます。
この酸化されたビタミンEを復活させるのが、ビタミンCの働きです。
還元するということですかね。
ということで、ビタミンEとビタミンCが豊富にあると、血管を老けさせない効果が期待できるのです。
キウイ×豆腐、新事実、骨を老けさせない
キウイと豆腐、この組み合わせは抵抗を感じますね。
でも、どうやらこの組み合わせに、素晴らしい効果があるそうです。
それは、骨の老化抑制!
いったいどういうことでしょうか?
注目したい栄養素は、豆腐に含まれる大豆イソフラボン。
大豆イソフラボンだけ食べたグループと、大豆イソフラボンとグリーンキウイを食べたグループとを比較する検証で、驚きの結果がでたそうです。
骨のしなやかさを比較すると、グリーンキウイを一緒に食べたグループの方が、約15%ほどしなやかな骨になりました。
これは、大豆イソフラボンは骨からカルシウムが溶け出すのを抑える効果が期待できるのですが、キウイに含まれるなんらかの成分でカルシウムが溶け出す量が減少したためと考えられているとのこと。
まだ詳しくは判明していないけど、データが出ているのでそうらしいです。
豆腐ではなくてもイソフラボンが含まれているので、納豆などの大豆製品でもいいらしいです。
美味しいキウイに見分け方
美味しいキウイの見分け方として、角張っているものがいいそうです。
栄養が沢山送り込まれてきたために、張り裂けんばかりに膨らんだということかな?
ちなみに、キウイを果梗部(ヘタの方)と果頂部(先端)で比較すると、果頂部の方が糖度が高く、果梗部の方がビタミンCが多いという特徴があるそうです。
保存方法は、乾燥を避けるため袋に入れ冷蔵庫にいれることで2、3ヶ月くらい持つそうです。
思った以上に長持ちしますね。
ただ、冷蔵庫を圧迫するので、年中買えるのなら都度買う方向で・・・
おわりに
よく目にするキウイですが、腸に、血管に、骨にと、大活躍していたのですね。
健康によさそうというイメージは、ビタミンCくらいしか持っていなかったので、ちょっと驚きでした。
いやぁ、林修先生の今でしょ!講座など、健康番組を見ていると、食べないといけない!って思う食材がドンドン増えますよね・・・
薦められる食材をすべて食べていると、たぶん、食べすぎで太りますよね。
そこはほどほどにして、気がついたらちょっと付け加える感じがいいのかなぁとも思います。
キウイといえば、中学生の時、学校で配られた植物のパンフレットをみて、キウイを雄雌の2本を買った記憶があります。
今思えば、なぜ業者のパンフレットを学校が配っているんだ?って思いますが、当時は普通にありましたね・・・
で、そのキウイですが今だに実を付けてくれています。
ちょっと小ぶりになってきましたが、スーパーの袋4つくらいは収穫できています。
が、食べるのはもっぱら従兄弟で、私はあまり食べてこなかったので、これからは食べるようにしようかな。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※2019年2月19日 林修の今でしょ!講座より