あれ?連続して手を振れていない?
ゆっくりMovieMakerの拡張アニメーションについてです。
アニメーションの開始タイミングや間隔、時間などのパラメータで意図したとおりにアニメーションさせます。
具体的には、キャラ素材での口パク、目パチ以外のアニメーションのことです。
今回は、キャラ素材で「後」と呼ばれるパーツでのアニメーションとなります。
アニメーション自体は手を振る動作なんですが、手を振らせ続けることに苦慮したので、そのあたりについてご紹介したいと思います。
キャラ素材「後」でのアニメーション
今回は、キャラ素材のアニメーションの内容となります。
- キャラ素材「後」でのアニメーション
- アニメーションを連続でループさせる設定値
素人が実況動画を作るまでに関する投稿は、以下よりご覧頂けます。
なにかの参考になれば幸いです!
実況動画に関する投稿一覧 最初に「【第10回】実況動画を製作する流れ」をご覧頂き、実況動画製作の全体の流れを把握して頂くと理解しやすいかもしれません。 【第1回】動画編集ソフトAviUtlのインストール 【第2回】ゆっく …
キャラ素材「後」のアニメーション
アニメーションといってもそれほど難しくはありません。
アニメーションさせる画像に対して適切にファイル名をつけていけば、勝手にアニメーションにしてくれます。
手を振るアニメーションのイメージは、以下のGIFをご覧ください。
「後」でアニメーションさせようと思ったのは、手を最前面に持ってくるためでした。
髪よりも手前に手がありますよね。
そして、キャラ素材として用意したファイルは、以下のようになります。
各パーツの下にある文字がファイル名です。
ファイル名についての詳細は、第5回の「後」の章をご覧ください。
矢印の順番にアニメーションすることになります。
“02m1″から”02m1SA07″でワンセットです。
ここで注意点として、ファイル名の中にある”SA”は、どのようにアニメーションさせるかのパラメータを識別する文字列にあたります。
デフォルトで”SA”はなく、今回の手を振るアニメーション用に追加したものなので注意してください。
“SA”にした理由は特になくて、オリジナルで追加する場合は、”SA”、”SB”、”SC”・・・にしようと決めただけなんです。
初めての実況動画 #03 #04
手を振るアニメーションを作成したいと思った理由は、YouTubeに投稿した動画の最後で、「またね」というメッセージと共に手を振らせてみたかったからです。
アニメーションさせること自体はすぐにできたのですが、手を連続で振り続けさせることがなかなかできませんでした。
以下の動画は、実際に投稿したものです。
ちょうど、残り20秒くらいの最後に挨拶しているところから再生されるはずです。
残り5~6秒くらいから右下にいる、あかりちゃんが手を振り始めます。
#03
ご覧の通り、手を左右に一巡させると、一度止まってしまいます。
その後、また振り始めるのですが、違和感がありますよね、やっぱり・・・
一度は妥協して動画#03を投稿してしまいましたが、やはり気になってしまいなんとかできないかと試行錯誤した結果が以下の動画#04です。
#04
見ていただけましたでしょうか?
違和感がほとんどなくなって、連続して手を振っているようにみえませんか?
実際には、理解して答えが出たのではなくて、たまたま答えが合っていただけなのですが、参考までに以下に載せたいと思います。
アニメーションのパラメータ
ゆっくりMovieMakerには、アニメーションに関係するパラメータを設定できる画面があります。
ゆっくりMovieMakerのメニューから「ファイル」-「設定」で開く以下の設定画面です。
「キャラ素材」タブから、「拡張アニメーション」タブをクリックすると、アニメーションに関係するパラメータが表示されます。
先に、アニメーションを識別する文字列と説明していたものが、オレンジ色の四角枠で囲まれた”文字”と項目名がある部分にあたります。
このあたりの説明は、ゆっくりMovieMakerの親切設計のおかげで、マウスをパラメータに近づけると、以下のように説明が表示されます。
ここで、あるセリフと同時に手を振り始め、セリフがおわるまで手を振り続けさせたいとします。
あなたなら、どう設定してみますか?
最初に設定したパラメータ
私は、以下のようにしました。
- 文字:SA
- パーツ:後
- アニメーション:片道
- 開始(秒):0
- 間隔(秒):1
- 時間(秒):1
- 中間割合:0
上2つは、アニメーションさせるパーツとファイル名を特定するものなので、上記のように決めました。
先に述べたように「後」パーツで腕を振るアニメーションをさせるからです。
3つ目の「アニメーション」は、片道と往復があります。
先に述べたように”02m1″から”02m1SA07″のファイルが合った場合、
- 片道:”02m1″→”02m1SA07″でおわり
- 往復:”02m1″→”02m1SA07″に続き、”02m1SA07″→”02m1″でおわり
のように、戻ってきて終わるわけです。
今回は、手が真ん中から振り始めるので、片道にしました。
4~6つ目を飛ばして、7つ目の「中間割合」は、片道を選択したので今回は必要ないので”0″です。
残した3つのパラメータが、アニメーションの動作に重要なパラメータです。
まず、4つ目の「開始(秒)」ですが、アニメーションの開始タイミングと説明にあります。
セリフと同時に手を振らせたいので、”0″としました。
次に、6つ目の「時間(秒)」は、アニメーションの時間と説明にあり、先のファイルで”02m1″→”02m1SA07″までの時間を指定するパラメータだと思われます。
ゆっくり手を振るとして1往復させるのに”1″秒としました。
最後に、5つ目の「間隔(秒)」は、アニメーションの間隔と説明にあります。
連続して手を振らせたいので、「時間(秒)」と同じ”1″秒にしました。
結果は、さんざんでした・・・
このパラメータでアニメーションさせた場合、左側にのみ手を振るようになりました。
具体的には、”02m1″→”02m1SA03″を繰り返している感じです。
試しに、他は一緒で「間隔(秒)」だけ4秒にすると、開始から4秒くらいで手を振り始め、手を振るアニメーションは1秒くらいで左右を往復していました。
その後は4秒くらいに1回、1秒くらいで手を左右に振る、期待したとおりの動きです。
まあ、そもそも「開始(秒)」が”0″なので、開始直後に一度手を振って欲しかったというのもあるんですが・・・
その後、「間隔(秒)」と「時間(秒)」をいろいろ変えて実行してみました。
「間隔(秒)」と「時間(秒)」の時間が差が1秒に近づくと、とたんに期待した動作をしなくなるようです。
アニメーションの途中で、最初に戻るような動きになります。
偶然見つけたパラメータ
その後もパラメータの意味を理解しようと、値をいろいろと変更しては動かしと、試行錯誤を繰り返しました。
アニメーションタイプを”往復”にしてみたり、ファイルの数を増やして手の振りを4往復をワンセットにしてみたり・・・
どちらも、”片道”やファイル8個のときに比べて、余計に理解しがたい動きになるのでやめました。
結局、パラメータの意味を理解して最適解を出すのは諦めました。
たぶん、こういう動作になりそうだから、このパラメータはこの値を入れてみようという考えをやめて、適当な値を入れてみることにしました。
そうすると、試せるパラメータは、以下の3つになります。
- 開始(秒)
- 間隔(秒)
- 時間(秒)
この3つのパラメータに適当に値を設定しては動作させてみてを繰り返していると、ついに左右に手を振り、しかも1往復ごとに止まらない期待していた通りの動きになりました♪
上図のように値を設定したときに、奇跡が舞い降りたんです。
このパラメータで手を振るアニメーションをさせたのが、先の動画#04になります。
おわりに
正直、途中の式がなく、回答欄に答えだけ書いているようなものなので、応用がききませんが、同じような条件で困っている方がいれば、もしかしたら役に立つかもしれないと思い、記事にしてみました。
パラメータの値どうしの関係で、なにかしら越えてはならない閾値のようなものがあるのだと思います。
それが何かが分ればよかったんですが、そこまでに至れませんでした・・・
なにかしらのタイミングで、そのあたりの謎がわかれば、追記もしくは記事を新しく投稿したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これまでの投稿については、以下よりご覧頂けます。 これまでの投稿一覧 AviUtlのプロジェクトの結合 AviUtlで動画編集する際に、AviUtlで加工済みの2つのプロジェクトを1つにする方法に苦労しました。 YouT …