AviUtl、Windows7から10に乗り換えても普通に使えてたから安心してたら・・・
ちょっと時期がずれてしまったけれど、Windows7をサポートギリギリまで使っていたのだけど、ついにWindows10のPCに乗り換えたときに、それは起こりました…
動画編集に使うソフトなどもろもろ入っていないので、新たにAviUtlやゆっくりMovieMaker3などを、Windows7の時と同じようにインストールしました。
インストールで問題は発生せず、いつもの手順で動画の編集を行うと、ゆっくりMovieMaker3もAviUtlも普通に操作できて安心していたら、最後の最後、AviUtlから編集後の動画を出力する際にエラーが発生。
今回は、エラーが発生して解決するまで慌てたお話となります。
エラーは突然発生する・・・
今回発生したエラーは、AviUtlにて動画を出力する過程の最後にある音声をエンコードする段階に発生しました。
最後の最後の工程なので、映像のエンコードを長時間実施した後に発生し、その時間を無駄にしてくれるエラーです。
Windows10に乗り換えても、ゆっくりMovieMaker3もAviUtlも普通に動いていたので油断していました。
動作確認で、短い動画を出力して確認しておくべきでした…
エラーの内容から、なにかファイルが参照できていないっぽい…
エラーのメッセージが表示にビックリさせられたので、実行中のログを確認すると、どうも必要なファイルが見つからないっぽかったです。
これは、エラーログを後から取り直した画面です。
エラーログのエラー内容は同じで、
出力音声ファイルがみつかりません。qaacでの音声のエンコードに失敗しました。
~略~
ERROR: CoreAudioToolbox.dll: 指定されたモジュールが見つかりません。
と出力されています。
このCoreAudioToolbox.dllというdllファイルが見つからないのが問題みたいなので、このファイルをキーワードに調べてみました。
解決方法はiTunesをインストール・・・、なのですが…
どうやら、足りないファイルはiTunesで使われているファイルなのだそうです。
なので、iTunesをインストールすれば問題解決するのだとか。
私のスマホはiPhoneなので、いずれiTunesは入れようと思っていたので、さっそくインストールです。
(初めてiPhoneを接続するとき、iPhoneのデータが消されないかヒヤヒヤするのだけど、iTunesの仕様、おかしくないですかね?)
Windows7のPCにiTunesをインストールするときは、appleのページからダウンロードしたような曖昧な記憶がありました。
でも、今はMicrosoft Storeへ誘導されるみたいです。
まあ、ダウンロード先がMicrosoft Storeでも特に気にすることなくインストール作業は終わり、iTunesも問題なくインストールできました。
なので、さっそくAviUtlでのファイル出力を試してみたのですが、予想に反して、結果は変わらずエラーで終わってしまいました…
インストール先が変わっているみたい…
さらに調べてみると、iTunesがMicrosoft Storeからのインストールだと、インストール先のフォルダが、AviUtlが想定しているフォルダと違うみたい(?)で、さらにそのフォルダ内が参照できないので、dllファイルが見つけられないようです。
だったら、必要なファイルをコピーして持ってこようと思ったのですが、Microsoft Storeからのソフトがインストールされるフォルダのアクセス権が無く、中を覗くことすらできません…
私しか使わないPCなので、アカウントはひとつだけ、もちろん管理者権限を持つアカウントだからアクセスできるべきだと思うのに拒否される…、管理者権限とはいったい…
(Microsoftのセキュリティ強化の一環?)
なので、Microsoft Storeのソフトをインストールするフォルダのアクセス権を得ようと、そのフォルダのプロパティを開き、セキュリティタブからアクセス権を付与しようとしたのですが、うまくいきませんでした…、なぜなのよ???
アクセス権を得るために、フォルダのプロパティから操作をしようとしましたが、普通にエクスプローラーからフォルダをダブルクリックで、中に入ろうとすると、
このフォルダにアクセスする許可がありません。
[続行]をクリックすると、このフォルダーへの永続的なアクセスを取得します。
というメッセージが表示されるので、「続行」を選択すると、中を見ることができました。
永続的なアクセスがなんちゃらと言われると、ちょっとドキッとしますが、特に問題はないですよね?
Windows7のPCからファイルをコピーすることに
結局、アクセス権を上手く付与できなかったので、これまで使っていたWindows7のPCからファイルをコピーしてきました。
ちなみに、必要なファイルはエラーメッセージにあったCoreAudioToolbox.dll以外にもあるようで、以下のファイルだそうです。
- ASL.dll
- CoreAudioToolbox.dll
- CoreFoundation.dll
- icudt62.dll(数字は異なる場合あり)
- libdispatch.dll
- libicuin.dll
- libicuuc.dll
- objc.dll
これらのファイルを、AviUtlをインストールしたフォルダ内のexe_filesフォルダ(qaacがあるフォルダ)にコピーします。
コピーしたあと、AviUtlでファイル出力するとで、エラーが解消され、編集した動画がようやく出力されるようになりました。
いやぁ、長かったです。
必要なファイルをAviUtlのフォルダにコピーするだけなのに、非常に時間がかかってしまいました。
本当に、無事に動画が出力できるようになって良かったです。
おわりに
今回は、AviUtlでの動画出力エラーの対処についてでした。
終わってみれば、ただ必要なファイルをコピーするだけなので簡単ではあったのですが、エラーが出た瞬間はどうしようかと本当に焦りました。
とはいえ、Windows10のPCにインストールしたiTunesから必要なファイルを取り出せなかったのが気になります。
フォルダのプロパティからアクセス権を設定するところで、権限をフルコントロールに変更したのにフォルダを参照できなかったのです。
う~ん、やり方が間違っているのかなぁ…
(エクスプローラーでフォルダを開こうとし、アクセス権付与のメッセージに続行で、アクセス権をゲットできました)
とりあえず、Windows10の新PCでもこれまで通り実況動画を作れるようになったので安心しました。
細々とやっているチャンネルですが、興味がありましたら見てみてください。
私と同じように、AviUtlのファイル出力の音声のエンコードで同じようなエラーメッセージが表示された方は、iTunesから必要なファイルをコピーしてみると、問題は解決するかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。