PEラインを使うにあたって、リーダーとのノット(結び)が必要になります。このノットは手順が複雑だったり、細かい作業だったりと、なかなか面倒だったりして、苦手な人もいると思います。

このノットを簡単に作れるようにしてくれるのがノットアシストツールです。

複数のメーカーから何種類も発売されていますが、私が気に入ったものをご紹介します!



ノットアシストツール

私が始めてPEラインを使ってから丁度2年くらいになりました。

初めてのノットは、FGノットと呼ばれるノットでした。
何も使わずに手だけでも結ぶことができましたが、時間もかかるし面倒で仕方がありませんでした。

この作業、手を抜いたりしてノットが不完全だと結束強度が低下して、キャストした時にすっぽ抜けてしまうことも。

そこでノットアシストツール購入しました。
複雑な手順を簡単に行え、さらに結束強度の低下も抑えることができるからです。

最初に購入したノットアシストツールは、FGノット用で適度にラインを張ってくれて完全手作業よりも遥かに楽にできました。

それでもラインを編みこむ作業は面倒だと思い、もう少しいいのないかなぁと思って幾つか購入を繰り返した結果、ついに大満足の製品に出会いました!

釣具って、市場規模のせいなのか、研究開発費のせいなのか、まあまあ高いんですよね。
最初にこれに出会っていれば、余計な出費が抑えられたのに!と思っちゃいます。

ボビンワインダー(Bobbin Winder)

私の一番のお勧めがこちら、シマノさんから発売されているボビンワインダーです。
主に、PEライン1.0号以上の場合に使っています。


(画像をクリックするとAmazonにとびます)

PEラインの太さにあわせて、PEライン0.3~3.0号用のライトタイプと、1.5~8.0号用のヘビータイプの2種類のタイプがあります。

ノットの種類は、(たぶん)PRノットと呼ばれるタイプだと思います。
ボビンノットと呼ばれてたりもしますが、商品名から来てたりするのかな?

FGノットのライン同士を編みこむところが、PRノットだとリーダーにPEラインを巻きつけるだけなので、作業時間が大幅に短縮できてとても楽チンなんです!

このPEラインを実際に巻きつけたところの写真が以下となります。
ボビンワインダー自体をリーダーを中心に回転させて巻きつけるので、写真のような4cmくらいの巻きつけ作業も20秒くらいあればできてしまいます。

bobbin winder PRノット

そして、実際に出来上がったものがこちらです。
でこぼこした不恰好さがなく、きれいに結ぶことができていると思います。

bobbin winder PRノット
クリックすると拡大します

PRノットは、結束でラインの強度低下がほぼないと言われています。

実際に、PEライン1号にフロロライン4号でメタルジグが根掛かりした際に、もうラインが切れてもいいやと思って引っ張ると、トレブルフック(トリプルフック)が伸びて外れたこともありました。
結び目あたりで切れると思っていたので、びっくりしたのを憶えています。

デメリットとしては、PRノットはリーダーにPEラインを2重に巻きつけるので、FGノットよりも若干結び目が太くなることです。
また、2重に巻きつけるときの折り返しが、慣れるまで少し難しいかもしれません。

とはいえ、大きなデメリットでもないですし、やはり今一番のおすすめノットアシストツールですね。

ボビンワインダーの詳細は、シマノさんの商品ページをご覧ください。

ボビンワインダー ライトタイプ

ボビンワインダー ヘビータイプ

また、ボビンワインダーを使って実際にノットを結ぶ動画もシマノさんが公開していますので、参考にしてみてください。





ラインツイスター

メバリングなどの細いラインの場合に使っているのが、ハピソン(Hapyson)さんのラインツイスターです。

 (画像をクリックするとAmazonにとびます)

こちらもPEライン0.6~3号、2~10号と太さによって幾つかタイプがあります。
私が買ったのは、0.6~3号用の以下のタイプです。

ラインツイスター MIDノット

今は、PEライン0.1~0.8号用という細糸タイプもラインナップに追加されているようです。
当時、この細糸タイプがあればこっちにしていたかも。

ノットの種類は、MIDノットと呼ばれるタイプです。
リーダーにPEラインを2重に巻くのはPRノットと似ているんですが、リールにつながっているPEラインが、2重に巻かれるときに外側にくるか、内側にくるかの違いがあります。

ラインツイスターは、リーダーにPEラインを巻きつける工程を電動化していて、巻きをばらつきが少なくすることができます。

細いラインの場合、2重に巻く際の折り返すところが余計に難しくなるのですが、ラインツイスターはリーダーを電動で回転させてくれるので、非常に簡単に折り返せるのです。

実際に使って結んだものが以下になります。
こちらもきれいに巻けているのが分ってもらえると思います。

ラインツイスター MIDノット
クリックすると拡大します

リーダーにPEラインを巻きつけた後に、ハーフピッチで解けないように留めるのですが、その際にしっかりとライン同士を引っ張ってしっかりと締めておくのがポイントです。

締めが甘いと、実際にキャストしているうちにハーフピッチで留めた部分が緩んでしまうことがありました。

ラインツイスターの詳細は、ハピソンさんの商品ページをご覧ください。

ラインツイスター

使い方の動画も、商品ページに複数ありますので、確認してみてください。

メバリングやアジングなど、細いラインを使う場合には、このラインツイスターが個人的におすすめです。




Yノッター

ずっと気になっているノットアシストツールが、YGKよつあみさんのYノッターです。


(画像をクリックするとAmazonにとびます)

PEライン0.2~3号に対応で、ノットの種類はFGノットとなります。

このYノッター、ライン同士を編みこむ工程を機械的に行ってくれるところに惹かれています。

なぜかというと、出先でノットを作り直すときに便利だと思うからです。
特に、船釣りなど揺れる環境で作業する場合、とても細かい作業はし難いですが、機械的に編みこんでくれるYノッターはとても重宝すると思うのです。

多少、手順が複雑そうですが、作業自体は簡単なものなので大丈夫だと思います。

今のところ、ボビンワインダーとラインツイスターで事足りていますが、もし新たに買うことになれば、Yノッターが最有力候補です。

Yノッターの詳細は、YGKよつあみさんの商品ページをご覧ください。

Yノッター

こちらも、使い方の動画が商品ページにありますので、確認してみてください。




おわりに

今回は、PEラインを使う際に避けては通れないノットを簡単に結ぶためのツールをご紹介しました。

最初は、なるべく安く済まそうとしていましたが、やはり、安さと手軽さは反比例するようです。
結局いくつも買い直してしまい、値段は高くても最初から買っておけばよかったと、今では思っています。

最近は、実際にノットアシストツールを使っている動画を各メーカーさんが用意してくださっているので、よく見て自分に合っているかどうかをしっかりと見極めるのが大事ですね。

釣具はなにげに高いものが多いので、余計な出費は抑えたい、その一助になれば幸いです。

最後に、釣りに関するこれまでの投稿は、以下よりご覧頂けます。

これまでの投稿一覧

最後までお読みいただき、ありがとうございました。