自家採種可能な固定種の芽キャベツの種、これってもう種を買わなくてもいいってこと⁉
昨年、芽キャベツを種から育てましたが、その余った種を7月の中頃に種を蒔いたのですが、いくつか発芽しそうだったんですが、双葉まで行かず残念な結果となってしまいました。
なので、種を新しく購入しようとネットで芽キャベツの種を検索していると、「自家採種可能な固定種」と謳っているものを見つけました。
個人的な感想なのですが、私が素人ということも大きな要因ではあるとは思うのですが、昨年の芽キャベツでは種を蒔いても発芽率が20%くらいだったと思います。
そこから苗まで育ち、最終的に収穫できたのは4株だけでした。
正直、暑い時期の種蒔きは管理が難しいのだと思いますが、芽キャベツの種蒔きは難しいと感じてしまっています。
なので、種を沢山蒔いてい、数撃ちゃ当たる作戦を実行したいので、沢山種が欲しいのですが、毎年種を購入するのもコスパが悪いかなぁと思っていたところだったので、種を採取できることは私には非常に魅力的でした!
ということで、この採種可能な固定種の芽キャベツの種を購入させて頂きました。
今年こそは沢山、10株くらい育てられたら嬉しいなぁと早速種蒔きを行いました。
種蒔き
8月9日、真夏の種蒔きです。
芽キャベツの種蒔きは品種によるのでしょうが、6月末や7月・8月頃みたいです。
若干遅くなった気もしなくもないですが、まだ間に合うはずと思い種を蒔きます。
今回、芽キャベツとともに、黒キャベツ(カーボロネロ)と白菜を一緒に種蒔きしました。
みんな同じアブラナ科だと思うので、似通った双葉が出てくると思いますが、混同しないように気をつけないとですね。
種蒔きはセルトレイで行うことにします。
それぞれ7×4個の28個のセルに、種を3つづつくらい蒔きました。
種蒔き培土には事前に十分な水分を含ませておきました。
夏は乾燥しやすいので、少しでも発芽の成功率を高めるための工夫になります。
真夏の高温対策として、種蒔き後の覆土はバーミキュライトを用いました。
種蒔き培土は、どちらかというと黒っぽいので熱を吸収しやすく、温度が高温になりやすいと思います。
その点、バーミキュライトなら茶色っぽくて、少しは日光からの熱吸収を抑えられるかもしれないと期待したからです。
あと、芽キャベツは発芽に光が必要な好光性の種子らしいので、光を通しやすいらしいからというのも、バーミキュライトを使った理由です。
とはいえ、一応、覆土は薄めにしています。
バーミキュライトで覆土後、だいじょうぶだろうと思って6Lのジョウロでもう一度水やりをしたのですが、ご覧の通り、酷い有様になっちゃいました…
丁寧に、ゆっくりと気を配ったはずなんですけど、最初は霧吹きっぽいものでバーミキュライトを湿らす方がよかったかもしれません…反省。
発芽
8月12日(4日目)
まだ黄色いまま双葉が折りたたまれた塊が顔を出してきました。
あまり発芽は揃わないようで、3芽くらい見える感じです。
8月13日(5日目)
発芽を確認できた翌日、真夏の直射日光が当たらないよう、半日陰に置いておいたのですが、見事に徒長したヒョロヒョロの芽になってしまいました…
たった1日で徒長してしまうんですね、生長の速さにビックリです。
まだまだ全体から見ると、発芽は10%に全然届かないくらいなので、もう少し発芽が確認出来たらもっと日が当たる場所に移動させようと思っていました。
7月の種蒔きの失敗に高温による発芽不良もあったのでは?と疑っていたので、それを避けるため半日陰に置いていたのですが、今度は徒長という失敗になってしまうとは…、種蒔きは難しいですね(;´д`)トホホ
8月15日(7日目)
最初の発芽の確認から4日目、芽キャベツの芽は28本中6本だけと非常に発芽率が悪いです。(写真の黄色で囲った部分が芽キャベツの部分)
芽キャベツだけではなく、隣の黒キャベツ(カーボロネロ)の芽も徒長しているものがあります。
種蒔きの参考に見た動画のように、どっしりとした丈の低い双葉に育てるのは難しいですね。
次に種を蒔く際は、遮光したうえで朝から日が当たる場所に置いてみようかと思います。
8月19日(11日目)
同時に種蒔きした芽キャベツと黒キャベツ、白菜の進捗状況です。(以降も色との対応は同じ)
芽キャベツは今年購入したもの、芽キャベツと白菜は前年のあまりの種を蒔いたのですが、発芽率はあまり違いがない感じです。
遅れて発芽してきたものもあり、芽キャベツは10本ほど双葉があり、日当たりのよい場所へ移動させたおかげか、徒長はある程度防げているように見えます。
8月21日(13日目)
遅れて芽が出てきた芽が徒長の程度が低いため、徒長が著しい芽は摘み取ることにしました。
この摘み取った双葉を見て、カイワレ大根を思い出し、もしかしてある程度の量を確保できれば食べれるのでは?と思いました、ラーメンとかにのせて。
1株だけでも花を咲かせて種を取れれば、結構な量の種が収穫できるはずなので、カイワレ大根作戦もやろうと思えばできそうだなと妄想しています(笑)
本葉1枚目(1対目)
8月22日(14日目)
ある程度抑えられている徒長ですが、それでも茎が長くヒョロヒョロとした印象を拭えません。
一応、なんとか自立できているように見えますが、どうにも不安定。
そこで、徒長気味の株はどうしたらいいのか調べてみると、茎を中ほどまで埋まるように植え替えを行ってみるというのがありました。
そこで、植え替えを行うことにしました。
8月25日(17日目)
セルトレイから、少しでも徒長度が低い株を植え替えてました。
ご覧のように、芽キャベツだけではなく、黒キャベツと白菜も同様に植え替えています。
以下の写真だけ見れば徒長していない株に見えますが、深く植えなおした結果だと思うと、ちょっと残念ですね…
深植えしているので、根がある部分はかなりポットの深い位置になるので、根がどのように張られるのか心配になります。
埋めた茎からも根が出るのならいいのだけど、元の根の位置からしか根が伸びないなら、ポットの上部の土は茎を支えるだけになってしまいますね、もったいない。
本葉2~3枚目(2~3対目)
8月30日(22日目)
植え替えから5日目、本葉が大きくなってきました。
上(黄)が芽キャベツ、中(赤)は黒キャベツ、下(緑)は白菜になります。
なんとなく、白菜の生長がとてもよく、芽キャベツが一番遅い感じです。
品種の差があるのでしょうが、芽キャベツって難しいという印象が濃くなってきました。
ただ、植え替え後も無事に生長している点は安心です。
苗の生長
9月10日(33日目)
種蒔きから約1か月、本葉の数も5~6枚になってきました。
正直、白菜の生長が早いのか、成長力があるのか、本葉が大きく、一番育っているように見えます。
芽キャベツも本葉の数で言えば同じくらいには出てきているのですが、葉っぱが小さくてかわいいままです…
植え替え前はちょっと徒長気味だったけど、植え替えで深く植えたので、今の見た目はなかなかいい感じに私には見えます。
とりあえず、1か月でホームセンターで売っているくらいの苗には育ってくれました。
定植
同じく9月10日(33日目)、定植を行うことにしました。
なるべく大きい鉢で育てた方が大きくなるのかなぁと思っているのだけど、どうなんでしょう?
植え替え後に、もう少しポットを増やしていたので、芽キャベツは6株ほど鉢で育てることにしました。
植える鉢は10号のスリット鉢を用います。(スリット鉢が根張りがいいという動画を見て妄信中w)
ということで、1株づつ鉢に定植です。
小さな丸い本葉が飛び出ている感じが可愛いですねw
今回は、芽キャベツを6鉢、黒キャベツを3鉢、白菜はタイニーシュイシュという小さいうちに収穫できる品種なので1鉢に5株ほど定植してみました。
9月に入っていますが、まだまだ日は強いので、定植後、しばらくは遮光して日差しを和らげておきました。
アブラナ科はアオムシに葉を食害されるのが定番らしいので、虫よけも兼ねています。
まあ、地面すれすれは空間が空いているので、虫対策としてはガバガバかもしれませんが、蝶は入って来れないはずですです、たぶん(笑)
株の生長
9月16日(39日目)
定植から6日後、芽キャベツも黒キャベツも白菜も、それぞれ大きくなってきているので、無事に活着してくれたみたいです。
こうしてみると、同じアブラナ科でも葉っぱの形が全然違いますね。
それにしても、白菜の成長速度が群を抜いて早いです。
9月22日(45日目)
さらに6日後、それぞれ大きくなっては来ているのですが、相変わらず白菜の成長速度がエグイです(笑)
芽キャベツは、葉の数が増えてはいますが、どちらかというと、それぞれの本葉が少しづつ大きくなっている感じでしょうか。
それにしても、芽キャベツのすべての葉の面積よりも、白菜の葉、1つ分の方が広いって、どんだけ成長速度が違うのかなぁ。
10月3日(56日目)
さらに11日後、芽キャベツも本格的に生長段階に入ってきたように見えます。
今までの本葉は幼い感じがしましたが、ようやく若者って感じの葉になってきたように見えます。
あ、スリット鉢の特性か、まだまだ残暑が厳しいせいか、土の乾燥が早いので、乾燥防止に籾殻で表面を覆ってみました。
10月7日(60日目)
さらに4日後、新しい本葉を出しつつ、全体的に葉が大きくなってきました。
一部のはに点々と何かの虫の食害の跡がありますが、葉の裏を見ても特になにも虫を発見できませんでした。
また、モンシロチョウのアオムシっぽい小さなイモムシが居たので、それは取り除いて、念のためイモムシ用の農薬をスプレーしておきました。
農薬ってあまり使いたくないんですけど、アブラムシやアオムシって手で取り切れないので、容量用法を守って使っていきたいと思っています。
でも、なるべく使いたくないので、虫よけの網などで対策はしていたんですけどね。
もうずいぶん涼しくなってきて、モンシロチョウも見なくなったのでもういいかと虫よけの網を外したのが早すぎたかなぁ。
網をかけたままだと、水やりの時に面倒だから外しちゃったんですよね。