大玉なら、小玉くらいには大きく育てられないかなぁ?

昨年、初めての家庭菜園で小玉の『ピノ・ガール』を育ててみました。
小玉スイカなのですが、ソフトボールくらいにしか大きくなりませんでした…

スイカ ピノ・ガール

直径10cmくらいでしょうか、畑ではなく袋栽培だったのですが、それでも小さすぎる気がします。
味は、普通に美味しかったですが、まだまだ甘く美味しくなると思ってます。

素人の私にはまだまだ水やりの加減や施肥コツが分かっていないのが大きな要因だと思いますが、1年経って少しは詳しくなったとは思いますが、それでもまだまだ素人に毛が生えた程度です。

そこで私は考えました、小玉がソフトボールくらいにしか育てられないなら、大玉スイカを育てればそれなりの大きさになるのではないかと(笑)

農家さんが聞いたら呆れられるような素人考えだと自覚はありますが、売り物を作るわけではないのでやるだけやってみることにしました。

『ピノ・ガール』のリベンジでもあるので、『ピノ・ガール』と同じナント種苗さんの大玉スイカを調べてみると、とにかく甘い!!って謳っている黄色い果肉のスイカが目につきました。
それが今回チャレンジする『金色羅皇』です。

『金色羅皇』、名前がいいですよね!w
羅皇にはシリーズがあって、赤い果肉の『羅皇』や『羅皇ザ・スウィート』など色々ありました。

これって、あたたたたたっ!!のラオウから来てるのかなぁと思ってカタログを見ていたら、キュウリに『ケンシロウ』というのを見つけました。
しかも、家庭菜園救世主伝説と装飾されていて…、もう間違いねいですね(笑)

話は逸れましたが、やるだけやってみようと思います。



3月

5日(1日目)

梅雨前の着果を目指すため、早めの種蒔き…なのかな?
暖地で3月中旬から、中間地で3月下旬から種蒔きと記載があったので、早めの種蒔きですかね。

スイカ 金色羅皇

ちなみに、ここが暖地なのか中間地なのか、どっちに属するのか分かってません(笑)

6日(2日目)

キッチンペーパーを水で湿らせてチャック袋に入れ、一晩、人肌で温めてみました。

スイカ 金色羅皇

3/5個ほど発根していたので、ポットに蒔いていきます。

スイカ 金色羅皇

根が出ている方を上にして、種を蒔きます。

スイカ 金色羅皇

昨年、双葉が出やすいようにと根を下にして蒔くと、芽が出た時、種の殻が双葉をクリップのように挟んでしまい、双葉が開かないことがあったため、根を上にして種を蒔くことにしました。
根を上にして蒔くと、双葉が地上に出るまでに殻が土との摩擦で押さえられ、双葉が外れやすくなるような気がします。

3月でまだまだ寒いので、ビニールトンネルの中で育てていきます。

14日(10日目)

ようやく双葉の展開が始まりました。
夜間の気温は、外気は10度を下回る8度とかになりますが、ビニールトンネルの中は朝日が届く前に温度計を確認すると、ギリギリ10度を保っているようです。

スイカ 金色羅皇

が、危惧していた事態が(笑)
ご覧のように、帽子をかぶったように殻が付いたまま出てきちゃってます…

スイカ 金色羅皇

ちなみに、今回は5個中2個がこのように帽子付きでした。
もう少し、深く種を蒔けばよかったのかなぁ…?

また、なぜか捻くれた発芽の仕方をしたものも…

スイカ 金色羅皇

見えにくいですが、双葉とは逆の茎の部分から、直角に根が出ています。
さすがに双葉を支えられるように見えなかったので、安定するように向きを整えて土を寄せてみました。

スイカ 金色羅皇

この子もちゃんと育ってくれるのかなぁ?

16日(12日目)

殻付きの子ですが、双葉を開こうとしていますが、がっちり殻に挟まれてしまったままです。

スイカ 金色羅皇

帽子付きの子はもう1株あるのですが、あのぐねっと茎が捻くれていた子です。
ちゃんと殻が取れるのか心配です。

17日(13日目)

さらに翌日、他の子は双葉はすでに展開し終わっているので、心配になってちょっと引っ張ってみたら…

スイカ 金色羅皇

ゆっくり優しく引っ張ったつもりなのですが…
やっちまったです、(;´д`)トホホ

なので、もう1株の茎が捻くれていた方は触らず、殻付きのままにしておくことにしました。

22日(18日目)

殻を取ろうとして双葉を引きちぎる痛恨のミスを犯してから5日後、無体な仕打ちを受けたにもかかわらず、健気にゆっくりとですが双葉の間から本葉が見えてきました!

スイカ 金色羅皇

よかった~~♪

ちなみに、もう一つの殻付き、茎が捻くれていた株は、ちゃんと殻から双葉の片方が外れて無事に双葉を展開し終わってます。

スイカ 金色羅皇

双葉の片方に殻が付いたままなので、パッと見て10%くらい光合成の能力が落ちているように思えますが、手は出さないことにします。
これはこれで見た目は可愛いですねw
捻くれていた茎もまっすぐに伸びており、大丈夫そうで何よりです。

27日(23日目)

双葉を引きちぎっちゃった子も、だんだん本葉が大きくなってきています。

スイカ 金色羅皇

殻が付いたままの子も本葉が出始めており、一安心です。

スイカ 金色羅皇

30日(26日目)

早い子は2枚目の本葉が出てきました。

スイカ 金色羅皇

ひとつ奥に見えるのがメロンの『ムーンライト』、一番奥は昨年のリベンジ『ピノ・ガール』です。
同日に栽培を開始したのですが、ムーンライト>金色羅皇>ピノ・ガールの順に、成長が早いように見えます。

4月

8日(35日目)

まだまだ寒い日があるので、ビニールトンネルの中で育苗中です。

スイカ 金色羅皇

3枚目の本葉の展開がゆっくりとしているように感じます。
それでも1枚目と2枚目の本葉は大きくなってきているので、成長は続けているのかな。

9日(36日目)

朝、水やりに向かうと、苗たちが項垂れていました…
ちなみに、何度か同じように萎れていることがありました…

毎日水やりはしているのですが、水を与えた時、すぐに土に染み込んでいかず、水が溜まってしまいます。

スイカ 金色羅皇

原因ですが、ポットはスリット鉢で水捌けがよいことと、育苗に使った土がセルトレイ(プラグトレイ?)用の土で、目が細かく一度乾燥すると水を弾くような気がします。
なので、水を与えても、ポットの縁に沿って水が流れ、ポットの中心付近まで十分に水が届いておらず、ポットが保持する水が不十分となり、結果、苗まで十分に水が届かなかったのが原因なのかなと推測しています。

なので、ポットでの育苗時には、もっと目の粗い土を用いるようにしようと考え中です。

13日(40日目)

またまた萎れています。
これで何度目か…

あ、ちなみに、ムーンライトもピノ・ガールも同じように萎れています。

スイカ 金色羅皇

土の表面はそこまで乾いているように見えないのですが、中はカラカラなのかもしれません。
一応、今回も水を与えてしばらくすると、元気になってくれました。

ある意味、水を求めて根を伸ばし、根張りがよくなっていたりしないかなぁ。

18日(45日目)

奥に見えるのは、5個中、1個だけ芽が出ていなかったポットに、遅れて芽が出てきたところです。

スイカ 金色羅皇

1か月くらい遅れての発芽なので、実は諦めていたのですが、面倒だったのでそのままにしていたら、芽が出てきました(笑)
水もジョウロで一斉に与えていたのがよかったのかもですね。

20日(47日目)

ようやくツルが伸び始めました。

スイカ 金色羅皇

中央の一番ツルが伸びているのは、何も問題なくのびのび育った子で、左の子は双葉を見て分かるように、殻を取ろうとして双葉を千切ってしまった子です。
右側の子が殻付きで、茎が捻くれていた子なのですが、茎と根が直角に曲がっていた為かは分かりませんが、茎が倒れてしまっています。

が、それ以外は元気に見えるので大丈夫かな?

22日(49日目)

もう何度目かは分からないです。
結構な量の水を与えているつもりなのですが…

スイカ 金色羅皇

ツルがダル~んと垂れているのを見ると、ちょっと罪悪感がわきますね…
やはり、セルトレイ用の目の細かい用土をポットに流用するのは向いていないのかもですかねぇ。

23日(50日目)

そろそろ定植したいくらいにツルも伸び始めています。
まだ、夜間の気温が10度を下回る日が、2、3日続く日があるみたいなので、それを乗り越えたら定植しようと思います。

スイカ 金色羅皇

私のやらかしで双葉が千切れてしまった子も、定植しても問題ないくらいに育ってくれました。
今後も頑張って欲しいですね!

30日(57日目)

週間天気予報で、ようやく夜間の気温が10度を下回らない予報になってきました。
なので、定植を行っていきたいと思います。

つる割れ病対策にコンパニオンプランツとしてニラを一緒に植えてみます。

スイカ 金色羅皇

どれくらいの量のニラを植えたらいいのか分からないので、結構大盤振る舞いにしてみますw

さて、個人的にはちょっと遅れたかなぁと思っている苗ですが、ポットから出してみるとたくさんの根が見えます。

スイカ 金色羅皇

この状態がいいのか悪いのか判断がつきませんが、根がぐるぐる回るルーピングにはなっていないので、良い感じなのだと思うことにします。

スイカ 金色羅皇

定植は、40リットルのコンテナと袋栽培として土嚢袋に行いました。
メインはコンテナで、地温アップと雑草除けに黒マルチを張ってみました。

5月

8日(65日目)

定植後、約1週間、ツルも伸び始めているので活着したと思います。

スイカ 金色羅皇

葉の数も6、7枚になっているので、子ヅルを出すために親ヅルの摘芯を行います。

スイカ 金色羅皇

何度やっても、摘芯や剪定は、どうも罪悪感が拭えないですね…

16日(73日目)

親ヅルの摘芯後、子ヅルが複数伸びてきました。

スイカ 金色羅皇

順調、順調(ですよね?)。

18日(75日目)

ビニールトンネルの裾から、子ヅルが頭を出してきました。

スイカ 金色羅皇

金色羅皇は、3本子ヅルを出して、1個の実を採ると説明にあったので、3本の子ヅルが頭を出し始めたら整肢を行いたいと思います。

20日(77日目)

他の株も含め、ある程度子ヅルが伸びたので、整肢作業を行いました。

スイカ 金色羅皇

いい感じの写真が撮れてなかったので分かりづらいですが、勢いの良い子ヅルを3本残して、さらに根元にある小さな葉っぱを取り除き、株元が蒸れないようにしました。
蒸れは病気や虫が好むため、余計な(と思われる)ものはどんどん取り除きます。

スイカ 金色羅皇

この時点で、双葉も取っちゃいました。
双葉は光合成の効率が非常に良い葉らしいですが、もういいですよね?

25日(82日目)

整肢で子ヅルを減らしたおかげか、残した子ヅルの伸びが非常にいいように見えます。

スイカ 金色羅皇

と、いい気分で眺めていたら、居ました、奴がいました!?

スイカ 金色羅皇

あああ、出おった、ついに出おったか。
ウリハムシです、昨年、いくつもの葉っぱに1㎝強の穴を開けられ、捕殺の罪悪感はまったくなくなったやつです。
ちょくちょく見回って、見つけ次第、どんどん天に還そうと思います。

31日(88日目)

5月も最終日、整肢した3本の子ヅルがグングン伸びて来ています。

スイカ 金色羅皇

金色羅皇は大玉スイカなので、この3本の子ヅルの内、最終的には1本にのみ実をならせて、他は光合成に集中してもらう予定です。
40Lのコンテナでの栽培なので、土の量が35Lくらい、どこまで大きくなるか分かりませんが、小玉スイカのピノガールよりかは大きくなって欲しい所ですw

6月

5日(93日目)

雨が降ったり止んだりの日が続く中、ちょうど雨が止んだ日に雌花が咲きました。

スイカ 金色羅皇

たまたまなのか、金色羅皇の品種特性なのか、雌花が2節連続でつくことが複数の子ヅル、複数の株で見られました。
雨が降ったり止んだりする時期での受粉なので、雨が降っていないタイミングに雌花が咲くチャンスが増えるのは嬉しいことです(雨の日は受粉がうまくいかないらしいので)

ということで、人工授粉を行いました。

スイカ 金色羅皇

雄花の花粉は、雄花が咲いていても花粉が出ているかどうかは、気温や湿気によるらしいので、雄しべをちょっと触って、黄色い花粉が出ていることを確認してから実施するのが失敗を減らすコツかもです。
雌花が咲いても雄花が咲いていないこともあるので、複数の株を育てておくのが大事ですね、とくに素人の私の場合はw

6日(94日目)

人工授粉を行った次の日ですが、花が開かなかった以外、特に変わった様子がありません…

スイカ 金色羅皇

受粉がうまくいったのか、いかなかったのか、不安が広がります…

7日(95日目)

人工授粉から2日後、雌花の茎が下がり始める変化が起きました!

スイカ 金色羅皇

受粉が行われると、雌花が下がってくるので、ひとまずは安心です。
この後、スイカ自体が判断するのか、株のスイカを育てられるポテンシャルを超えると、受粉が成功していても途中で生長を止める場合があるように思います。

3本残した子ヅルは、だいたい同じタイミングで雌花が咲くので、どの子ヅルの雌花が大きくなっていくのかは株次第?
少なくともピンポン玉くらいまでは安心できない気がします。

8日(96日目)

人工授粉から3日後、雌花の花びらは枯れ、実になる子房が少し大きくなりつつ、完全に真下に垂れています。

スイカ 金色羅皇

人工授粉を行った日の札も付けて、収穫タイミングの目安が分かりやすくしておきます。
一応、収穫は、積算温度でタイミングを計ります。
金色羅皇は、積算温度が1200度を目安に収穫するみたいで、大体50日ちょっとかかる計算とすると、7月の下旬くらいでしょうか?
先はまだまだ長いですが、とても楽しみです。

9日(97日目)

人工授粉から4日後、スイカの実になる子房部分が、日に日に大きくなっていくのが目に見えてわかるので、とても楽しく観察できる時期です。

スイカ 金色羅皇

受粉日を記載した札との比較で分かるように、1日で2倍くらいになっているように見えますよね。
この調子でどんどん大きくなっていってほしいところです。

11日(99日目)

ウリ科は病気になりやすい?らしいのです。
特に、株元がすっきりとし、湿気が籠もらないのが大事とのこと。

スイカ 金色羅皇

なので、ご覧のようにすっきりと株元の葉を摘葉しました。

スイカ 金色羅皇

もともと垂直栽培、空中栽培なので、下にある葉は日に当たりにくいので、さっぱりさせても光合成にあまり影響はないかなと思います。
こうすることで虫が居つくのを予防する効果もあるらしいので、思い切ってさっぱりさせました。
株元の様子も見やすくなり、いい事づくめですね!!

12日(100日目)

受粉後1週間で5㎝を超えるくらいに大きくなりました。

スイカ 金色羅皇

この日と次の日との肥大差をご覧ください。

13日(101日目)

大玉スイカだからか、1日の肥大差がえげつないです!?

スイカ 金色羅皇

大玉スイカ、40Lのコンテナで、どこまで大きくなってくれるか楽しみになってきました。
あまり大それたことは願わないけど、4kgくらい(農家さんだと10kgは超えてくるのかもだけど)になってくれると嬉しいなぁ。

14日(102日目)

もったいないですが、摘果します。

スイカ 金色羅皇

仕方がないとはわかっていても、摘果作業はまだまだ慣れません。
もったいないなぁという気持ちが湧いてくるからですが、こういう感傷も今のうちだけでしょうねw

ということで、金色羅皇は子ヅル3本伸ばして1個を育てるようにと、説明書きにあったとおりにしました。
畑とコンテナという差があるので、これが正しいのかどうかわかりませんが、素人なりにやってます。

16日(104日目)

受粉から11日目、吊ったままだとさすがに重そうに見えてきたので、座布団を敷き、天空から大地に降臨させてみました。

ピノガールは天空に吊ったままにする予定ですが、さすがに大玉スイカは無謀かと思ったから。
お尻が黄色くならないよう、光がお尻にも届くようにするための座布団を用意して。

この座布団、15㎝四方くらいなので、スイカも10cmくらいになっていると思います。
4日前が5㎝くらいだったので、マジでとんでもない肥大率ですよね?!

さらに大きくなってもらうべく、追肥を行います。
本当は、株の周囲に万遍に肥料を撒きたいところなんですが、マルチを敷いているので株の左右の2カ所に穴を開けて追肥することにしました。

スイカ 金色羅皇

スイカ 金色羅皇

素人が動画を見ていいなと思った肥料を衝動買いしています。
実の肥大にはリン酸が大事らしいのでリン酸分を、さらに亜リン酸が植物が吸収しやすいらしいので、大枚はたいて亜リン酸の肥料をポチッと購入しちゃったのです。

写真の上層の、メダカのエサのようなものが、亜リン酸が含まれた肥料、亜リン酸粒状2号というものになります。
中層は、コメリで買った、微量要素なんかも含まれているダイナミックス10というN10-P12-K10の肥料です。
最後に、下層は、保肥力と微生物の住処となり、植物の生育に良い影響を与える腐植酸入りのアズミンという資材になります。

まさに、素人が動画を見て衝動買いした結果を体現していますねww
良かれと思って、スイカが大きくなって欲しくて、頑張った結果と思っていただけると幸いです(笑)

18日(106日目)

受粉後13日目、そろそろ15㎝になろうかといったところでしょうか。
肥料を与えたからと言って、すぐには大きくなりませんが、順調に大きくはなっていると思います。

スイカ 金色羅皇

あ、昨年の小玉スイカのピノガールは、袋栽培(20Lの培養土、今回はコンテナで35Lくらい)で、10cmを超えたくらいだったので、品種も違いますが、すでに超えています。
袋栽培で小玉スイカだから大きくならないのなら、大玉スイカを植えれば小玉スイカの通常サイズくらいには大きくなるのでは?と考えた昨年の自分を褒めてあげてもいいかもですww

19日(107日目)

これはお昼の2時くらいの時の写真になります。
株全体、というか、ピノガールも金色羅皇も、すべて葉っぱが萎れていました。

スイカ 金色羅皇

朝の水やりは欠かしていないのに、急に萎れていました…
これまで順調だっただけに結構ショックです。

スイカやメロンは、実が大きくなってくると株に負担がかかり、急に枯れてくることがあるそうです。
とはいえ、金色羅皇は子ヅル3本で1果取り、ピノガールもなるべく大きくしたいと思って同じく子ヅル3本の1果取りなので、可能性は低いと考えたい(1果でだめなら収穫できないし…)
また、肥料を与えた金色羅皇2株とピノガール2株が同時に萎れているので、原因は追肥にあると考えるのが妥当だと思われます。

追肥時に混ぜた亜リン酸入りの肥料は、水に良く溶ける性質があるので、一気に溶けてしまい、高濃度の肥料が根を痛めたと考えました。
正解かどうかは分かりませんが、肥料を与えたカ所に大量の水を流し、肥料濃度を下げることにしました。
どうか、無事に乗り切って欲しいです。

20日(108日目)

受粉後15日目、スイカの実も15㎝くらいになっています。

スイカ 金色羅皇

前日の萎れていた葉も、無事に復活していました!!
水のやりすぎで根腐れの可能性もあったのですが、肥料濃度を下げるために大量の水を与えての復活なので、根腐れではなかったみたいですね。

今回は、無事に復活して事なきを得ましたが、今回の株は、接ぎ木でもなく種から育てた実生の株なので、根っこが強いということは無いはずなので、もっと慎重に肥料は与えるべきだったのでしょうね…
反省し、今後に活かしたいと思います!

23日(111日目)

こちら、一株だけ発芽が大幅に遅れた株になります。

スイカ 金色羅皇

他の株が本葉が3~4枚になった頃、ようやく発芽してきた株になります。
正直、諦めていたけど、他の株に水やりするついでに水を与えていたら発芽してきたお寝坊さんです。

丁度この頃、またまた動画で推されていたルートプラスポットを見て、セルトレイでなんちゃってルートプラスポットができるのではと試してみました。
底面は100均の園芸コーナーで見つけた直径30cmのフルイを利用しているので、大体10号の鉢相当ですかね。

収穫時期が大きくずれるので、お寝坊さんも、これはこれでよかったと思います。
あとは、これでどれくらいのサイズのスイカができるのか、実験開始です。

24日(112日目)

受粉から19日、スイカの座布団(名称はスイカマット?)の幅よりも大きくなったような気がします!

スイカ 金色羅皇

スイカの座布団は15㎝四方くらいなので、重さも1kgは余裕で超えてきたと思います。
奥に見えるのも金色羅皇で、受粉後のスタートダッシュは手前の方が早く大きくなっていたのですが、奥の方も追いついて来ています。
なんとなくですが、手前は丸っこいですが、奥の方は若干楕円形になってるのですが、なぜなのでしょうね?

27日(115日目)

受粉後22日、我慢ができず大きさを測ってみました。

スイカ 金色羅皇

スイカ 金色羅皇

分かりにくいですが、縦も横も大体15~16㎝でしょうか?
1日に成長できる量は限界があるので、体積が増えるにつれて目に見えて大きくなっていないように見えるのは仕方ないですが、そろそろこの環境での成長限界なのかなぁ、大玉スイカだからもうちょっとは大きくなって欲しいなぁとハラハラしてきましたw

ちなみに奥のスイカは楕円形をしていて、横幅は15㎝くらいと同じくらいに見えますが、縦の長さは18~19㎝くらいになっており、大きく見えます。

スイカ 金色羅皇

大玉スイカだからコンテナでもある程度大きくなってくれると考えているので、もうちょっと大きくなって欲しい所です。
頑張れ~~!!

7月

11日(129日目)

3日くらい前に豪雨があり、一部の大き目の葉は茎が折れたりしていました。
また、株元に雨が入らないようにビニールで覆って守っていましたが、雨が酷すぎてビニールの端、コンテナの端っこから水が浸入した模様です。
久々に日が照っており、急に大量の水が来たあとの高温のせいか、どのスイカの株も葉がご覧のようにシオシオに萎れてしまいました。

スイカ 金色羅皇

スイカ 金色羅皇

受粉後、36日なので、あと2週間くらい収穫まで日にちがかかります。
水遣りは控えて、このまま様子を見つつ、株が枯れ始めてしまうにしても、可能な限りギリギリまで待ってから収穫したいと思います。

やはり、コンテナだから水捌けがいまいち悪かったのかなぁ、とちょっと思いました。
なぜかというと、袋栽培をしている方の金色羅皇の葉は萎れていなかったからです。
コンテナの底面は網状ではなく板状なので、20カ所くらい穴をドリルで開けていたのですが、土砂降りの雨量に排水が追い付かず、対応できなかったのかなぁ…

来年はこのあたりを改善しようと決意しつつ、なんとか収穫まで持って欲しいと祈るばかりです…

12日(130日目)

収穫まで、なんとか枯れずに持って欲しい、と思っていましたが、事態は思わぬ展開を見せました…

スイカ 金色羅皇

大事に見守っていた金色羅皇のスイカ2つも含め、ピノガールも、袋栽培していた方も、支柱の高い所に残っていたピノガール2つを残して、すべてやられちゃいました…
前日の写真からの推測になりますが、金色羅皇は直径が20㎝を超えるくらいには大きくなっていたように思えます。

ちくしょー

ご覧の通り、支柱は折られ、ビニールは捲られ破られ、何者かが暴れまわった跡が見られます。

ちくちょーー

コンテナの横には金色羅皇の黄色い果肉が付いた皮の破片が無残な姿で落ちていました…

スイカ 金色羅皇

スイカ 金色羅皇

まだまだ収穫まで2週間くらいあるというのに、果肉部分は綺麗に食ってやがるなぁ。
今の段階でも十分甘くなっていたのかなぁ。

ちくしょーーー

犯人は早朝のウォーキング中のおじいちゃんが目撃しており、追い払ってくれたらしいのですが、時すでに遅し、でした。

スイカ 金色羅皇

こちらが犯人の足跡です。

スイカ 金色羅皇

もうお分かりですね?(最初から目星はついていたかもですがww)
はい、イノシシが綺麗にスイカを平らげていきました。

ちくしょーーーー

金色羅皇は袋栽培でも2株が15㎝くらいのちっちゃめのスイカを成らせていたのですが、小さいということもあり、高さ150㎝くらいに吊っていたのですが、そちらも綺麗にやられました。
ピノガールも同様ですが、2mくらいの所にぶら下げていたものは辛うじて残っていました。

それにしても、空中に吊っているスイカまで食べられるとは…
支柱を折られたので仕方ないですが、よく気が付いたものです。

正直、支柱を折られたのも地味に腹が立ちますねwww
今年買ったばかりなのに、折られたら来年に再利用できないじゃないか~~

ちくしょーーーーー

イノシシ対策、なにか考えないといけませんね。
はぁぁ~

14日(132日目)

今年は金色羅皇は食べれないかなぁと思いきや、実は1株だけ無事な株がありました。
それは、発芽が遅れため、ちょっと離れているところに置いておいた株です。(6/23の株のこと)

まだ実が小さくて見逃されていたのか、生き残っていた小さなスイカがあったのです。
最後の希望がある、とイノシシに食い散らかされたスイカの無念をなんとか抑え、心の平穏を保っていたのですが、本日、受粉日を知らせるラベルを残し、姿を消していました…

スイカ 金色羅皇

ここ、ラベルのある節から、小さなスイカがぶら下がっていたのです。
分かりづらいですが、メダカのタライのトンボ除けの網の上に乗っかっていたはずなのです。

スイカの実が無くなったこと以外、荒らされた様子は一切ないので、犯人はイノシシではないように思えます。
手前には鉢があって、イノシシがこのスイカを食べるには邪魔で、倒れていたり足跡があってしかるべきなのですが、一切痕跡がありません。
また、茎が土で汚れており、何者かが掴んだ後のように思います。

となると、犯人は…

サルなのかなぁと思います。
サルにはトウモロコシがいくつか被害に遭っており、可能性は高いと思われます。

はぁ、最後の希望が無くなっちゃいましたが、株自体はまだ元気なままです。
次の最後の希望(取られたのが最後じゃなかったの?ww)を期待できるので、まだまだ心は折れてませんよ!!

19日(137日目)

2回目の最後の希望(ww)が受粉してくれました。

スイカ 金色羅皇

今日が7/19なので、受粉日は2日くらい前のはず…
なので、ラベルの日付は7/17が妥当です。

受粉を確認してから日付のラベルを付けていたので、勘違いしたみたいです。

収穫時期は9月初めくらいになりそうですね。
今年は暑いから、8月終わりくらいかも?

どちらでもいいので、無事に大きくなってください!!
お願いします。

22日(140日目)

前回の写真から3日後、一気に大きくなってくれています。

スイカ 金色羅皇

この時期は、本当に1日1日大きくなってくれるので、見ていて楽しいです。

23日(141日目)

さらに1日後の様子です。

スイカ 金色羅皇

たった1日でここまで大きくなってくれます。
マジですごいとしか言いようがないです。

そろそろ見つからないように、なにか対策をしておかないと、またサル(推定)にやられかねないです。
サルは目視で餌を見つけるらしいので、不織布か何かで包めておきましょう!!

8月

3日(152日目)

「サルは目視で餌を見つけるらしいので、不織布か何かで包めておきましょう!!」キリッ

と、スイカ自体を緩く不織布に包み、さらにその周りも外から見えないように不織布で2重に囲み、サル対策は万全と自信満々に日々大きくなっていくスイカを堪能していました。

そう、スイカが大きくなっていくのを堪能するため、2重に囲んでいた外側の不織布の一部の方向だけ、視線が通っていたのです。
敷地の外側からは見えないように囲っていたのですが、内側からの一部、30度くらいは内側の不織布に包まれたスイカが確認できるようにあけていました。

サルを侮っていたのでしょう、結果は、最後の希望が、無残な姿と化していたのでした…

スイカ 金色羅皇

はい、包んでいた不織布は綺麗にそのまま残っており、最後の希望だけが忽然と綺麗に姿を消しています。
周りに荒らされた様子は無いので、イノシシではなくサルが犯人のように思えます。

ちょっと隙間から覗いてスイカに気付いたのかなぁ、ニオイはしないしなぁ。
ちゃんと外側の不織布を360度隙間なく囲っていたら、こんなことにはならなかったのかなぁと後悔が湧いてきます…

食べた跡も残っており、皮が少ないので丸ごと食べる感じでしょうか。
種はまだまだ未熟な薄い黄色をしていますが、大きさは普通の種の大きさに近いです。
なので、サル(推定)も食べるのに邪魔だったのでしょうかw

スイカ 金色羅皇

しかししかし、最後の希望の2代目がやられたとして、だったら3代目に希望を託すこともできるじゃないかと、心を慰めます。
そう、まだだ、まだ終わらんよ……ん?

スイカ 金色羅皇

どういうことでしょう?
株が根元から引っこ抜かれています。

どうして?なぜ?ホワイ???

スイカ自体がまだまだ小さくて、他を探した結果、株を抜いちゃったのか?
他が見つからないから、腹いせに抜いたのか…

どちらにしても、もう金色羅皇の株は、すべてなくなってしまいました…

マジかー、1つも食べれなかったかぁ。
甘いスイカが食べれると思っていたんだけどなぁ。

残念で仕方ないですが、今年の金色羅皇栽培、ここで強制終了です。

ちっくしょーーーーーー(´;ω;`)

おわりに

非常に甘いと噂のスイカ『金色羅皇』の栽培は、獣害により強制終了となってしまいました。
非常に残念な結果となりましたが、一方で、来年こそは噂の金色羅皇を食べるぞという気持ちも溢れ出てきています。

一応、約40Lのコンテナ栽培(土は実質35Lくらい?)で、少なくとも直径は20㎝は超えることが分かりました。
収穫予定の2週間前くらいなので、もう少し大きくなるかもです。
今振り返って思うこと、気をつけるべきことは、

  • 種蒔きが早すぎて、余計な手間がかかったかも?(2週間くらい遅らせても収穫時期は変わらない?)
  • コンテナだと水捌け能力が豪雨に負ける?(排水能力の改善)
  • 株元への豪雨時の水の侵入を避ける対策
  • 獣害対策が必須!!(サル・イノシシ)
  • 1か月遅れくらいに第2弾を蒔いて、獣害のリスク分散
  • 追肥が濃すぎる疑惑?(量は同じでも、広範囲に撒く)

で、来年の再挑戦時に考慮したいと思います。

しかし、イノシシはまだしも、サルの対策はどうしたらいいのでしょうか?
柵をしてもサルはどこかを登ってくるだろうし、スイカの実自体を見つからないように隠すという方針はそのままに、より徹底的に見えないようにするくらいでしょうか?

とにかく、来年まで時間は十分にあるので、なにか対策を考えて、次こそは甘いスイカ『金色羅皇』を食べたいと思います!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。